横浜大桟橋に入港する伊豆諸島行きフェリー。横浜市中区海岸通。
2024年10月26日(土)。
2024年10月26日(土)から29日(火)まで伊豆諸島北部と東京を旅行した。伊豆大島は1990年代に行きはYS11、帰りは熱海行きフェリーを利用して一泊観光した。小笠原諸島父島・母島には2000年代末に旅行したが、伊豆諸島は忘れたままになっていた。最近、NHKで青ヶ島が取り上げられたので今年の2月に計画してみた。
旅行費用を抑えるのは宿泊費だ。八丈島・青ヶ島・新島・神津島などには無料のキャンプ場がある。テントなどはザックで担ぐ体力はもうないが、キャリーケースで運べそうな気がした。適当な気温になればシュラフでなくてもシュラフカバーで大丈夫だ。それまで待つかと待っているうちに暑い季節が続いて現在に至った。そのうちに体力も落ちて、キャリーケースも運べなくなったので、キャンプは諦めることにした。
宿泊はしなくても、島の港を見ることで、行ったということにして1泊だけ島に泊まった鹿児島県のトカラ列島などの例から、10年ほど前にチェックした式根島の地鉈温泉の入浴だけ狙うことにして、東京方面から伊豆大島・神津島までのフェリーに乗ることにした。9時5分に式根島で降りるとして、神津島から竹芝までの折り返し便11時25分に乗船するのでは滞在時間は少なすぎるし、神津島を見学したことにはならない。そこで13時発の神津島経由下田港行きに乗ることにした。
行きのフェリーは横浜港発が金曜・土曜のみある。運賃も竹芝港発より安くなる。10月25日(金)発でも良かったが、別の要素により選択しなかった。
10月26日(土)横浜港23時30分発のフェリーに乗るため、名古屋から東海道線を乗り継いでみなとみらい線日本大通り駅で下車し、横浜大桟橋の国際客船ターミナルに着いたのは19時過ぎごろだった。乗船受付は21時から始まるので、受付近くのイスで長時間待った。港を観光するファミリーや外人客用の大駐車場の上階にあるので、人通りはあった。21時になり、一番で乗船手続きをした。ネットで決済済みだったが、2等でも横になるスペースは指定されるので、意味があったかもしれない。2等和室は障害者割引で3570円。ちなみに、式根島から下田港までは2660円。式根島のレンタルサイクル1000円が基本的な旅行費用になった。
23時になると、係員の先導で誘導通路を下って西下側の桟橋へ移動した。23時20分ごろ、フェリーが前照灯を照らしながらまぶしく近付いてきた。
船は半回転して舳先を東京湾側へ向ける。タラップが正常な位置につくまで10分近く苦闘していた。通路を空けるように言われると、クルーズ船代わりの利用であろうか、欧米人が5人ほど下船していった。
乗船して2等和室に行くと、指定スペースがあり、部屋の四隅に客がいた。電気コンセントが気になって先客の女性を起こしてしまったが、よく見ると四隅にあるのだが、カーテンで隠れていただけだった。
横浜ベイブリッジが気になったので、デッキに出てみるとベイブリッジの真下を通過するところだった。
遠ざかるベイブリッジと横浜港の夜景。
伊豆大島の岡田港。
2024年10月27日(日)。
6時入港。5時に船内の灯がついたので、デッキから入港風景を眺めた。
6時5分頃に日の出が見えた。
伊豆大島の後景。
利島。
利島港。
遠ざかる利島。
鵜渡根島。