遠ざかる式根島。
2024年10月27日(日)。
神津島経由下田港行きの旅客船は、12時50分に式根島野伏港を出港。乗船客は3人しかいなかったが、神津島で5人ほど乗船した。
上甲板の双眼鏡。珍しい。
神津島。左奥に薄く三宅島の島影も見える。
神津島。天上山。
神津島は、活火山を有する火山島であり、周辺の島も含め数十個の流紋岩質単成火山が存在し、「神津島火山群」を成している。島の形はひょうたん型をしており、天上山を中心とした北部と、秩父山のある南部とに大きく分けられる。
本島のシンボル的存在である天上山(標高572m)は、9世紀の噴火で形成された溶岩ドームである。『続日本後紀』では、838年(承和5年)に大規模な噴火をしたことが記録されている。山頂部は比較的に平坦で、ここに「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる砂地がある。
南部と北部の間の西側の前浜沿いに主な集落が存在する。
神津島では、砂糠崎(さぬかさき)や沢尻湾、ほか恩馳島で黒曜石が産出し、後期旧石器時代から石器の材料として採取され、大量に本州に送られた。その流布範囲は広く、東は東京都、西は静岡県西部、さらに内陸部の山梨県北杜市の横針前久保遺跡にまで達し、半径約180kmまで拡がっていた。これは同時に旧石器時代の人々が船を使っていたことを示す貴重な間接証拠でもある。採掘は縄文時代まで続いた。
天上山はハート型の爆裂火口である。
神津島港。
13時50分ごろ着岸。14時10分ごろ出港。
遠ざかる神津島。
遠ざかる式根島。
伊豆半島東海岸下田付近。
下田港へ近づく。
利島、新島、神津島か。
伊豆諸島のシルエット図。伊豆急下田駅。
16時30分に下田港へ着き、徒歩で伊豆急下田駅に着いた。伊豆急は1時間に2本しかない。
17時19分発伊東行きに乗車して、本日の宿泊地・赤羽へ向かった。