さて、今月一日に私は名古屋迄、ドイツ人演出家のレッスンを受けに行ってきました。
旅の疲れで調子は悪かったけど、グノーのファウストから「宝石の歌」に振り付けして貰って、その場で即、要求に応えられたので、「大変よろしい♪」と言われて、ヨーロッパで歌ってたのですか?!
等、実力から察して色々きいてきました。
今は残念ながら日本からは出られない事情も話しましたが、それでも
「貴女と知り合えて良かった!」と握手して別れて来ました。
今度、ベルカント座公演の時には、彼に頼もうかと思ったくらいに、オペラを熟知していて、アイディアも豊富で、真面目で更に紳士でいらっしゃる所が気に入りました。
ギー・モンタボンさんとおっしゃいます。
そしてもう一人、マイヤーさんと言う老紳士の発音のレッスンも受けたのですが、私が歌い始めると
「この人はフランスオペラの歌い方を熟知している!」
そして
「貴女のフランス語の発音はパーフェクトだ!発声も正しい、発音も正しい!それに音楽的には素晴らしい!」
とびっくりして言うので「本当ですか?」ときくと
「お世辞でもなんでもありませんよ!本当の事です!又来年もお会いしましょう♪」と、とても喜んで下さいました。
何故「発声が正しい」と言う表現をしたのかと言うと、彼は日本人はフランス語の発音ができないし、発声も正しくないのを知っているからです。
他の歌手に
「ヨーロッパで出世したいなら、そんな、ロシア人みたいに、声を下に押し付けてはダメだよ!!もっと前に出さないと!」
と言ってましたから!
久しぶりで一流の芸術家に会ったら、やはり認められたので、未来に向けて再びダッシュする勇気も沸いて来ました(^O^)/p(^^)q