先日、NHKでシャチとクジラの死闘の様子を見ました。
オキアミの大量発生する海へ、母コククジラが子供を連れて泳いで行くその途中で、海のギャング、シャチが子鯨を狙って集団でアタックしてくるのです。
ほんと、海のヤクザって感じで、憎らしくなるくらいの獰猛さです。
運が良ければ、母鯨がシャチを撃退して、無事に目的地に親子共々辿り着けるのですが、大抵は多勢に無勢で、子供は殺されて食べられてしまいます。
子鯨の息は2分程しかもたないので、海面に頭を出して息を吸わないとならないのに、シャチは集団で、代わる代わる子供の背中に乗っかって、浮上させずに窒息させて殺すのです。
海の鬼だね。。。
ところが、正に窒息死寸前のところへ、地球最大の生き物である、ザトウクジラが数頭でシャチ軍団の中へ切り込んで、シャチの頭目指して巨大なヒレを振り下ろし、命中すればシャチが死ぬ程の威力だそうで、その偉大な力をもってシャチを追い払い、子鯨を救出した映像を見ていたら、涙が出ました。思わず拍手!!です。
ザトウクジラは種に関係なく、弱いものを守る性質が有るそうで、コククジラの子のみならず、シャチが餌にしているアザラシを自分のヒレの上に乗せて、シャチが諦めるまで守りきった例もあるのだそうです。
正に「気は優しくて力持ち」の、桃太郎の様です。
人間には、鯨にも劣る、弱い者苛めが趣味のろくでなしがいっぱい居るのに、万物の霊長などとほざいているのだから情けない!!
鯨を喰ってはいかんよ!!