昨日は春節・・豆撒きはされましたでしょうか?
我が家はしませんでした。というか、私は子供の頃に、
「ウチは豆撒きしない家系だから。」
と母親に言われて、あまり豆撒きをした記憶がありません。ちょっと悲しい思い出です。
毎晩帰宅の遅い父親が、たまに節分の日に早く帰ってくると、異常に嬉しそうに豆撒きをしているのを見ましたが(父は豆撒きが好きだったんだと思います)・・・母だけだとしない。
「この豆撒きをしない家系」・・・苗字が渡邊さんという方にいるらしいんですが、実は私の母方の祖母が渡邊さんです。
どうもこの「豆撒きをしない渡辺さん」のご先祖を辿って行くと、渡辺綱(わたなべのつな)という京都四天王になった強い武将にブチ当たります。
なんでもこの渡辺綱は、平安時代京都で悪さをした酒呑童子という鬼の手を切り落とした話が有名だそうで、鬼は豆で追い払うのではなく、出てきたらぶった斬るというのが家訓なんだとか。
まるで桃太郎侍みたいでしょ?
↑子供の子頃、この話を母親から聞いた時、正直「ほんまかいな?」って思ったんですよ。ただの豆代の節約だろ?って。
だいたい友達に渡辺姓の子が何人かいましたが、みんな豆撒きしているし・・・。
でも、30代半ばに知り合った、渡邊さんというおじ様と、節分の話をしていたら、
「ウチは豆撒きをしない。出てきた鬼は自分で倒すのが家訓なんだよー。」
って、さらっとおっしゃったんです。
ええっ!
そうなんですよ。初めて血縁の渡邊さんに巡り合ったんです。子供の頃豆撒きをさせてもらえず悲しい思いをした同胞に出会えたんです。
めちゃ感激!
この渡邊のおじ様と話していて判ったのは、平安時代渡邊家は京都におりましたが、なんらかの事情で江戸時代には東北の方へ移動していたらしく、私の祖母は先祖は会津藩の要職についており、おじ様の先祖は仙台藩か盛岡藩で殿様の側近をしていたそうです。
なので、もしかしたら「豆撒きをしない渡邊さん」は東北地方に多いのかもしれません。
豆撒き・・子供の頃は凄くしたかったけど、最近は年の数だけ豆を食べるっていうのが恐怖でこの家系に生まれて良かったなとか思うようになりました。
まだ、私は鬼退治をした事がありませんが、この先鬼に会った時に無様な姿を見せないよう、またご先祖様に怒られないように、日ごろの丹念だけは怠るまいと、毎年節分の日に心に誓っております。
って、スポーツジムに行く口実なんだけどね。笑
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最近は関東でも恵方巻きと言って海苔巻きを食べますが、昔は鰯の干物とけんちん汁が定番だったと思います。
関東の方はそうですよね?我が家だけかしら?
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