
人間って年を取ると、なんか「自分は凄く偉大な人間なんだ!」なんて事を言いたくなる方がいらっしゃいます。
私は以前役員秘書なんて物を長くしておりまして、そのときい知り合ったおっちゃん達の半分はこんな誇大妄想的な事を酒も飲まずに朝からとうとうと私に語っておりました。
でね、今私が働いている会社の社長さんも、年のせいかこういう事をちょくちょくおっしゃいます。

今朝は体調が良かったのか、30分もかけてそんな話をしてくださいました。まあ話を聞いているだけでお給料がもらえるのですから、馬鹿らしいと思いながらも、それなりに聞いているフリ位はしなくてはならないのですが、今日の話は、
「自分を裏切った取引先の役員が、自分の呪いで死んだ」
という恐ろしい内容。どうも社長にはシックスセンスがあるそうで、仕事で裏切られた事をずっと根に持って恨み続けたらその相手が早々にお亡くなりになったんだとか。


まあ、お給料をもらっているとはいえ、朝から30分もこんな話を聞くのはあまり気分の良い物じゃないなーって思っていたんですけど、午後社長が外出したら、朝一緒に社長の話を聞いていた、隣の席のAちゃんが話かけてきました。
このAちゃん、私のブログに何度も登場してくださる、ブログ貢献度の高いお嬢さんでして、可愛くて性格の良い30歳の独身女性です。但し・・天然ボケを多分に含んだ愛らしい方。
で、彼女曰く、
「私は社長に誘われて接待の席に良く出ている。でも私が結婚したら、接待の席にあまり出れなくなってしまうので、淋しいと思った社長は私が結婚できないように、呪いを掛けているんじゃないか?



だって。
「・・・」
さすがの私も、ちょっと返す言葉が見つかりませんでした。

ってか、このAちゃん、結婚するなら「テギョンさん」みたいな人とおっしゃっていて、なかなか相手が見つかりません。
*テギョンさんとは、韓流ドラマ「美男ですね」でチャングンソク君が演じたハマり役。
チャングンソク君じゃなくて、「テギョンさん」を探している彼女・・それは社長の呪いというより、テギョンさんの呪いではないかと・・・。

この皮肉っぽい笑いと、ブスッとした表情がたまらないという彼女。
グリム童話の中のお姫様のように呪いが掛っている事はたしかだけど・・それを社長のせいにするのは、ちょっと社長が可哀想なんじゃないかと思う出来事でした。


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ちなみに彼女に「美男ですよ」というドラマをオススメしたのは、この私。
今日の発言を聞いて、深く深く彼女に対する責任を感じてしまいました。
お姫様の呪いを解く王子様を早く見つけないと!と現在王子様を捜索中です。
どこかに白タイツを履いたカボチャパンツの男は転がってませんかね?

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