駐車場のところから散歩道に入ってすぐに、
畑で作業をしている人に会いました。
「ああ、また棚田の見学に来てるんやなあ」
とみているんでしょう。
でも軽く頭を下げて挨拶をしています。
このあたりの田んぼを見てみると、
みんな電柵を付けていたり、
あぜ道には簡単に入れないようにしていて、
田んぼが荒らされるのを
防御しているようです。
それはそうでしょうねえ。
なんかいいアングルがあれば
写真を撮ろうなんて言う人間は多いようです。
線路に侵入する撮り鉄君
のようなものですね。
散歩道をちゃんと進んでいきます。
このあたりは確かに狭い道ですねえ。
車で入るのは無理やなあと思っていたら、
軽の貨物が横を通り過ぎてゆきました。
先の方にみえている田んぼ道を
どんどん進んでいきます。
ああ、観光客も邪魔やなあって
思っているんでしょうね。
このあたりも棚田と言えば棚田ですねえ。
でももう稲刈りも済んで、
田んぼも軽く燃やされています。
きれいな棚田を見るには
あと半月くらい早い方がよかったかなあ。
9月末くらいがいいかもしれません。
あ、樹の生えた景色がいいですねえ。
まるで北海道の景色みたいです。
あの山の上はどうなっているのかなあと、
期待したりしてしまいます。
田んぼ道に案内があるわけではないので、
道の分岐点ではどちらに行こうか
悩んでしまいますが、
とりあえず上の方に行けば見渡せるだろうと、
てくてく歩いてゆきます。
道端にはツリガネニンジンも
咲いていますねえ。
遠くにはPLの塔が見えていたり、
富田林のかんぽの宿が見えていたりと
景色もいいですねえ。
上へ上へと行くとようやく、
観光地らしく棚田への立ち入り禁止の
立て札なんかも建てられてきました。
景色も棚田らしい
いい感じになっていますね。
米がたわわに実っていたり、
水田に水が張られたりしている頃には
いい景色かもしれませんね。
あちこちの田んぼで、
イネ刈りの後始末をしている人たちも多くいます。
最近は稲刈り機なんかを使うことが多いので、
こんな風に田んぼに米をかけて
干している景色も少なくなりましたねえ。
ああ、ここなんかがいい景色ですねえ。
でも気を付けないと電柵で感電しますよ。
そんな景色を見ながら歩いていると、
ちょっと広場に出てきました。
ここが「赤坂城跡」ですね。
楠木正成と幕府軍の戦いの痕跡ですね。
わずかな人数でこの赤坂城に立てこもり、
大人数の幕府軍に対して、
巨石を落としたり、熱湯を浴びせたり、
しまいに糞尿もまき散らす
というような戦いをしたそうです。
こ、これが軍事的天才技なんでしょうか。
結局その時は敗走しましたが、
一年後には再起し、
幕府軍と各地で戦ったという
歴史があります。
そんな城跡も見ながら、
今回の散策は終わりです。
帰り道、空に浮かぶぽっかり雲と、
枯れ木にたかるカラスの
おもしろい写真も撮れましたよ。
結局今回は、稲刈り後の棚田の様子
という散策になりましたが、
また季節を変えて、
ここに見に来るのも
いいかもしれません。
そして千早赤坂村に住んでいる姉にも
今回の様子を報告しないといけませんね。
駐車場に帰り、そこから車を置いた
村役場の方へと戻りました。
位置的に見て、
棚田から赤坂城を下ったら
村役場のほうに出そうなんですが、
まあここはルールを守って
散歩道を丁寧にあるいた
doironだったのでした。
河内長野方面から帰宅。
秋の風情をたっぷり味わった
散策でしたとさ。
おしまい
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