以前から知っていたんです。
この時期に炎天下で運動をすると、
とても日焼けするということを。
でもトライアスロンなんて
スポーツをやっていると、
日焼けして黒くなっていることが、
案外他の選手にプレッシャーを与えるんです。
ああ、あいつはとても練習しているなあ。
なのであんなに黒いんや、みたいなね。
日焼けしたら、肌にも悪いし、
病気の原因になったりもするから
いけないよと心の底ではわかっているんですが、
練習して日焼けしたら
自分の心の勲章だみたいに
眺めていたりするのです。
それがもうねえ、年を取って
そんな勲章なんかもいらないような
高齢の毎日になってくると、
今度は自分の肌がこれまで
どれだけダメージを受けていたか
ということがやたら気になって
しかたがありません。
自分の手首のあたりを見ると、
皮が薄くて、ふにゃふにゃで
よく眺めたら黒っぽい
斑点があったりします。
これはいけないなあ。
少なくなった髪の毛と共に
皮膚の老化は見た目をひどく
高齢化させてしまうぞ
と反省をしてしまいます。
まあ実際年をとっているから、
皮膚の劣化は仕方ないことなんだけど、
まあできるところはちゃんと
保護していこうと近頃はとてもよく考えます。
まずは短時間でも日焼け止めを
塗ることは大変ですね。
先日、日焼け止めをせずに
ほんの少しチャリンコに乗って
ウロウロしただけで、
手がもうこんなにも日焼けをしています。
眺めていたら「ああ~ごめんね」と
手に謝ってしまいますね。
ジムでそんな話をしていたら、
「まずちゃんとした日焼け止めを塗りなさい」
と指摘されてしまいました。
まあ日焼け止めは持っているんですが
その時はたまたま塗り忘れたんです。
「5月、6月の日焼けはきついよ」
と指摘されます。
ああ、もうそんなことはわかって
いるんですがと思いつつも
「はあい」とこたえておきます。
「でもねえ、夜になったら日焼けの
皮膚をいやすための○○○という
薬品を塗布してるんやけどなあ」
というと
「あ、それは日焼けに対しては
黒いしみになったりするからあかんよ」
とまたまたきつい指摘です。
そうなんですかあ。
皮膚のケアに関してはもう
全く素人ですから、経験者の
そんなお言葉はありがたいものですな。
これまで一番日焼けしたのは、
はじめてロングのトライアスロンに
出たときの宮古島と二回目の
徳之島のレースの時ですねえ。
服を脱いでもまだ白い服を
着てるんじゃないかというくらい
日焼けしました。
皮膚の表面にうっすらと
水ぶくれができていたくらいです。
火傷ですねえ。
その時の徳之島の日焼けは、
まだ背中にかたになって
残っているようです。
でもねえ、それを後悔と
思ってはいけませんね。
若い時に若い時の気持ちのままに
はじけていたことはとても
よかったと思わないといけませんね。
ロングトライアスロンをゴールしても、
まだ今から同じレースに出よ
といわれてもできそうな、
そんな感じだったもんなあ。
それにゴールしてからも友達と
思いっきり楽しんだりもしたしねえ。
すごい体だったと思います。
今も体に残っている日焼けの痕跡、
身体が悲鳴を起こして倒れた思い出、
それはもう今となっては
信じられないくらいのものですけど、
まあやっていてよかったなあ
という満足感は、高齢の日々の
大きな支えであることは
やはり間違いないのです。
今は反省の日々ですが、
そんな日焼けやレースのことは
一方で貴重な思い出でもあるのです。
あ、だから日焼けしなさいと
言ってるわけではないですよ。
doironのバカな人生の結果
としての話ですから。
もっといい支えが他にもあると思います。
ちゃんとケアして
日焼けを防いでくださいね。
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