ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

軽井沢へと旅しました6

2023-11-28 21:22:02 | 旅行

軽井沢の別荘地や森を
朝から見て回りました。
もう頭の中は上流階級のおっさんです。
そうして山手をうろうろしているうちに、
ぼちぼち千住博の展示館の
開館時間も近づいてきましたので、
そちらに向かうことにしましょう。

場所は昨日のうちにチェック済みです。
向かってゆきましょう。

駐車場の案内から中に入ってゆきますと、
もうかなりの数の車が止まっています。
人気なんでしょうねえ。
長い通路を通って、館の入り口に向かいます。
もう入り口のところからは、
写真撮影できませんので残念です。
言葉で書いてゆきましょう。

館内には通路はありません。
広いいびつな形の部屋の中に、
不規則に絵が飾られています。
受付の人に、どっちに回るの?
ってきいたら「お好きに見て回ってください」
とのことです。
まあとりあえず右回りに
進んでいくことにしましょう。

この人の絵で特徴的なのは、
やはり「滝」です。


金剛峯寺

何本もながれおちる水の先で、
滝つぼの当たりから
水が舞い上がっています。
なんともまあ整列で、
技術的なんでしょう。
様々な霧吹きをつかって
描いているそうです。

また水の部分は、
実際に絵の具を垂らせて、
下に流れていくように描いているので、
流れがとても自然ですみやかです。
絵をじっと見ていると、
紙の上部の方から絵の具を
垂らせている千住さんの姿が
思い浮かびますね。

立派な紙に大量の絵の具。

ああ、この思い切った動きが
芸術を作っていくんやね。

はがきにちまちま描いている、
貧乏性な自分の絵とは
もう比べ物にならないくらい
ダイナミックです。

絵の前で、水滴が飛んでくるような
気がしましたね。

彼は流れている水の向こうに
何があるか意識して
描いているんだと言ってました。

金剛峯寺の絵は、
空海がいることを意識していたそうです。

ではその前の絵の向かうには何がいるか、
きっと自分の姿をイメージして
描いていたのかもしれませんね。

僕が描く絵手紙にも、
ルールを作っています。

悲しみは残っていないこと。
あってもそれは力になること。
そんな意識で描いています。

時々「doironさんの絵手紙には
力づけられるねん」なんて
聞くととてもうれしいです。

マイナスではなくて
必ずプラスになることを
意識しているので、
それとなくそれが伝わるのが
もう最高の喜びです。

そして千住さんの絵でもう一つは、
土の壁を見事に描いていることです。



どんなルールで織り込んでいるのか
わからないけど、
くちゃくちゃに折り込んだ絵に彩色し、
それを広げて土の壁のような
雰囲気を表しています。



これもまあ見事に土っぽさを表現してますね。
見事な描画術です。
こんな絵と比べることも
恥ずかしいのですが、
doironの絵手紙には、
プラスの言葉とともに、
うまくいけばシャレを入れたり、
回文にしたり、イメージの発想を
思い浮かべられるような
言葉を入れています。

立派な絵を眺めながら、
自分の絵心を確認することって
いいですね。
なんか一人前のことを言ってるようで、
ちょっと恥ずかしいですけどね。

千住さんは、最近山の絵も
描ているようです。
浅間山の絵は、とてもとても
力強く描かれていました。


カレンダーから

活火山の人智を超える力強さを、
絵に込めておられるようでした。
富士山の絵なんかも描かれていますね。
水滴の向こうにデンと座っている
緑の富士山はきれいでした。

doironもそんな立派な
絵なんか描けないけど、
おっさんのわずかな豊かさは
できるだけ表現して
ゆくことにしましょう。

まだまだ続きます。
館内をさらに回ってゆきましょう。


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