ハブ ア ナイス doi!その2

たまあに振り返ったことや、ちょっと考えたことを綴ってゆきます。

大和を写真に残した人の展示会4

2024-02-25 20:51:34 | プチ旅行

新薬師寺の本堂前には
いろいろと石仏が置かれています。

小さな石仏が並ぶお墓のような
石仏群がありますが、
その横に割と大きな石仏が
置かれているところがあります。



お経が書かれてあったりしますので、
写真をとりあえず取っておきましょう。
帰ってから調べたら、
左端の南無阿弥陀仏と書かれた石の
横に立っている石仏が貴重だったようです。

矢印のやつですね。



これは十王石仏と言われるそうです。
石の表面に地蔵がいっぱい
立っていますが、
その上に地獄で焼かれる人や
獣がほられているそうです。
うまく写真を取っておいてよかったです。

地獄が描かれたこういう石仏は
あまりないそうです。
長年のうろつきで養った感覚が
この撮影にうまく影響していた様です。

さあ、では本堂の中に
はいってゆきましょう。

本堂内の12神将は国宝ですので、
写真は残念ながら写せません。

入り口で入館料600円を払い、
入ってゆきます。

道内は左回りで回ってください
と案内されます。
まず正面には寺の名前通り
本尊の薬師如来がいます。

本堂そのものが国宝であると同時に、
この薬師如来も国宝です。
奈良~平安初期に作られたもの。
光明皇后が聖武天皇の病気平癒を
祈願して創建された寺ですから、
薬師如来が本尊です。

やはり人々は、病気とかから
逃れるためにこの如来を
信ずることが多いですね。

四国八十八ヵ所でも、
一番多い本尊は薬師如来です。

ここの如来は少しふくよかな感じで、
目を大きく開いています。
右手は恐れを取り去る印相で、
左手にはクスリ壺を持っています。

さあまずはお参りです。

家族、友達みんなの無事平穏を祈ります。
仏像って祈れば祈るほど
表情が変わってきますね。
そこから左回りに回ってゆきます。

というのも、薬師如来を
護衛するように周りに
十二神将が置かれているのです。

森林に住む大将で人々を守っています。

一部補作はありますが、
この十二神将も国宝です。

一体ずつお参りしてゆきましょう。

12神将にはそれぞれ干支が
つけられています。
そしてこれらはねえ、
名前に特徴があります。

「バザラ」とか「ビキャラ」、
「アンテラ」というような名前なんです。

どうも梵語の名前に準拠しているようです。
自分の干支であるアンテラには賽銭を
入れておきましょう。

途中に小さな祠が置かれており、
そこにおられるのが香薬師様です。

子どものお姿をした
小さな薬師如来のお姿だそうです。

飛鳥時代に作られたものが
昭和に持ち出され、
本物は行方不明だそうです。

ここでは特に、子供や孫の
保護をお祈りしておきましょう。

薬師如来の周りを二周して、
本堂を出てきました。



そのあと、別の堂に入り、
新薬師寺の歴史ビデオなんかを
見て勉強をしてきました。
薬師寺に比べたら、もう規模も
縮小されている寺なんですが、
歴史も古く少し気持ちも
落ち着くお寺ではありました。

さあ、ではここを出て
入江さんの写真が飾ってあるという



「入江泰吉記念 奈良写真美術館」

を目指しましょう。
美術館の名前からして、
入江さんの奈良での実績が
よくわかるでしょう。

新薬師寺を出て右方向へ
回ってゆきますと。
その美術館がありました。

続く


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