煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

朗読劇『黒蜥蜴』

2023年01月26日 21時40分00秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
ノサカラボ 朗読劇『黒蜥蜴』2023年1月20日13時 シアターミクサ

黒蜥蜴:名塚佳織さん
早苗:能登麻美子さん
明智小五郎:吉野裕行さん
間宮潤一:今井文也さん
他に2名ご出演(田尻浩章さんと石井隆之さん)






舞台セットが非常に凝っていて、段差が色々な台の上に椅子とテーブルというか台が演者が座る為と水が置いてあってその水差しはセットの子道具でもある。




舞台下手側に潤ちゃんと黒蜥蜴。
中央に明智。
上手側は早苗。
その後ろ手に早苗パパと警部。

とにかく黒蜥蜴の台がかなり高い!
ツイッターに上がっていた出演者様の写真を見て、こんな高い位置に立っていて怖くないのか…と目が回る思いで拝見いたしました。

明智以外のセットには白い布がかぶせてあって、証明の加減で、実に色々な場面の演出を際立てていました。

舞台上に色々な高さの台があって、その上に水が入っいる(と見せかけていいる)様々な形の入れ物が、時に宝石に見立てられたり、水槽を表現したり、と上手く使われていて、
上演前には舞台センターの結構な高さに吊り上げられているひとつのオブジェにライトが当たっていてキラキラとライトが回っていたんだけど、後にそれが舞台上に登場する『エジプトの星』(←宝石)だと分って、ほぅ〜っと感心したり、
特に黒蜥蜴のアジトのシーンの照明が見事で印象に残りました。

後、早苗が雨宮を抱きしめるところの照明ね〜キレイでうっとりした(人*´▽`)+・。*ღ˘◡˘ற⋆*:."



名塚さんの黒蜥蜴はため息が出るほど美しく、ゾッとするほど冷酷で、明智に惹かれて戸惑い葛藤する心情が、めちゃ乙女で最後のシーンは切なくて涙が出ました。
出番でなく、椅子に座っている様子も水を飲む仕草も暗闇にいてさえその全てが優雅で黒蜥蜴様でした。
はぁ〜本当にお美しい。

早苗の能登さんは本当に深層のお嬢様その者で、ホテルで雨宮に一目ぼれするシーンはもうなんていうか、こちらのドキドキが止まりませんでした。

雨宮の潤ちゃん、今井さんは本当に黒蜥蜴様の忠実な下僕って感じでした。
(夜の部配信で視たらちょっと違う感じの雨宮で黒蜥蜴によってだいぶ演技が変わったみたいです。)
剥製になりたかった、なんてちょっとかわいそうになっちゃった。


さて、明智小五郎の吉野さん。
実にノーブルで麗しい明智さんでした。

ホテルで緑川夫人と謎解きを交わす場面はふたりともまだ敵対してなくて、純粋にふたりともお互いに会話に夢中になっていく様子が、明智の柔らかい表情といい、言葉に含まる愛しみというか、なんというか…はぁ〜永遠に聴いていたい気になる場面でした。
「これは分かるかしら?」
「なんでしょう?」
って…これ何!?何かの睦言!?…かと…( ⸝⸝⸝⌄⸝⸝⸝)♡


後、明智は変装の名人なので、
通天閣の売店のおじさん。
松吉と変装をして黒蜥蜴と対峙します。

舞台なら変装を解くところでしょうが、朗読でどう演じ分けるのかも楽しみのひとつでした。
 

売店のおじさんはなんだが可笑しくって、喋る度にニヤニヤしちゃって…大変(笑)。
おじさんから明智に戻る時は正に
あっ!今、変装を取った!
って目に見えるようでした。

タクシーに乗り込んで
「僕はそのスジの者だ!」
って言う台詞が妙にツボリマした!
そのスジって、どこのスジだ!?って(笑)心の中で突っ込んでた。

明智の
なになにしてくれたまえ!
とかの言い方が結構好き(๓´˘`๓)♡


そして続く松吉は、まさかの“歯のないじじい”!!だっ!
結構出番がある松吉を歯のないじじいで演じ切ってたの凄かった。

松吉が明智に戻るところが、実に自然で、それでいて見事に松吉から明智にすり替わったというか明智に戻ったというか…。
正直、足の先から鳥肌立ってって行きましたよ…マジで。


ラストシーンの明智と黒蜥蜴のシーンが本当に良かった。

明智の腕の中で静かに眠りについた黒蜥蜴の表情まで見えた気がしました。
もう応える事のない黒蜥蜴に語りかける明智の心情が見事に抑えた言葉のひと言ひと言に表現されていたと思います。

なんとか言ってくれよ…黒蜥蜴。


泣くわ…(৹ᵒ̴̶̷﹏ᵒ̴̶̷৹)





セットの定位置から演者さんは動かないので、みんな掛け合いでも目線が合うことがないんだけど、
そういった中でも明智と黒蜥蜴の場面は、その情景が目に浮かぶようで本当に見事だったな〜と思います。


夜の部の黒蜥蜴はまた違う世界の黒蜥蜴で配信で繰返し視た分印象が強いんだけど、比べるのがどうではないので、胸に留めておこうと思います。


吉野さんの衣装のYシャツが大きかったみたいで、袖がだいぶ出ちゃってたのが気になってたんだけど、
途中で出番がない椅子に座っている時に、もそもそっと背広の中側から引張って調節してたのなんか可愛かったよ(*´罒`*)。



黒蜥蜴の衣装というか他の出演者の皆さんの衣装がそれぞれ違うみたいで、ツイッターに上がった写真見ながらうっとりとため息ついてた!
ファーの使い方が贅沢だな〜!



吉野さんは声が個性的っとよく言われているけど、お芝居は本当に正道というか、真直ぐにその役と対比した結果?で演じられて来られるので、
その第一声を聴くと、
こう来たか〜と思ったり、
えっ…?誰っ?って驚いたりするんだけど、
色々な方が色々な形で演じられてる『明智小五郎』だったけど、
その第一声から
あっ!明智先生だ!
となんだか初めてあった気がしない明智でした。
初めてなのに懐かしい気さえした。




なんだか『カラーズ』の青柳を物凄く思い出してた。


後、なんかミエを切るような決め台詞の後は、
ああ…ここで銀橋唄とか…。
とかちょっとよぎって…すいません。


物凄く、他のメンバーの回もめちゃくちゃ気になって配信視たいんだけど、お金は無限にないので、じっと我慢の子であったのでした…。




階段の所がこんな作りのシアターミクサ。
雰囲気のある建物でした。

劇場やライブが出来るような複合ビルで、色々な劇場があるんだな、とまたひとつ知りました。




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