『タチヨミ』続き
📖『それでも花は咲いていく・・・』作:山下平祐さん
1段高い上手の壇上に蓮という青年がいて、今日この部屋を出ていく、とゆっくり語り出し、“この部屋”での忘れられない2週間の出来事を振り返る。
忘れられない出来事は蓮が中学生の時。
時は遡り、両親を亡くし、自殺しようとまさに(多分)線路に立ちはだかっているレンをユリが助ける所から始まる。
ユリさんのアパートにはカスミという5歳(であってるかな?)の女の子がいて3人の共同生活が始まるが、実はカスミはユリさんの子でなくて…。
警察が部屋に訪れ共同生活はあっけなく終わった。
時は現代に戻り、思い出のアパートを出て遠くに行く事が決まった蓮が、その前に
どうしても行きたいところがあると向かった先が…。
ユリ、蓮(レン)、カスミの物語。
偶然にも花の名前を持つ彼らが、束ねられた花束のように、観る者に暖かくも切ない“生きてこそ”という強い思いを届けてくれる、そんな話しです。
いかん…入力しながら涙で文字が滲むわ…。
生きてこそ。です。ほんと。
やっぱり最初に観た回がムチャクチャインパクトあって、映画館なもんだから、表情もよく見えるは、流した涙のキレイな雫もよく見えるは…
お陰様でエグエグ泣きました(。•́ωก̀。)グスン
18日夜の部
蓮(吉野さん)、ユリ(岸尾さん)、レン(神田さん)、カスミ(伊藤さん)
最初ピアノのソロから入るのですが、これまたスタンウェイのピアノが素晴らしく澄んだ音色をかもし出します。
19日にホールでこのピアノの音聞いた時、ピアノってこんなに優しい音だっけ…?と震えました。
そんな音色に優しく声を乗せて喋り出すレンの吉野さん。ふわぁ〜って音に撫でられた感じでした。
神田さんの少年役が違和感なくて、ちょっと小憎たらしいスネ具合がかわいいレンでした。
中学生のレンの台詞に大人になった蓮の台詞がリンクしてって、大人の蓮にすり替わって思い出から現代に移るシーンが好きです。
孤独だった中学生のレンがユリさんとカスミと出会って得た幸せを、そのまま抱きしめて大きくなった蓮がそこに存在してました。
だから、罪を償って恐らく刑務所から出て来たユリさんが
「大きくなったね…蓮」
って蓮を見て言った時、
うん…大きくなったね…レン(蓮)って心の中で頷いて、涙腺結果するどらっと←またです。
だって…だってぇ…その時、ちょっと恥ずかしそうに、でもしっかりとユリさんを見てはにかんで
「…そうか…な…?」
って言った蓮のアップが横顔で…あぁ…(←泣)。
もう、どらっと、完全にユリさん目線です。
映画館…アップが危険でした。
カスミちゃんの伊藤かな恵さんもめちゃ可愛かったなぁ〜
小5のカスミちゃんも可愛かったよ。
で、最後高乃さんの♫『生きてこそ』でさらに感情がゆさぶられて、ユリさん、カスミ、蓮が3人で目と目を合わせて陽光(←ライト)の中でゆっくり寄り添う所で、レンが3人を見守るようにグルっとひとまわりするんだけど、蓮とレンが視線を絡ませたように見えて(実際は分かりませんが)、それでまたぶわぁ〜と泣いた。・゚(´□`)゚・。
レンは3人とは別の方向に歩いて行くのもなぁ…。
ユリさんもポロポロ泣いてるし、蓮にも一筋の涙が…
天井から大きな白い花びらが幾重にも降って来てライトに映えてきれいだったな。
高乃さんの歌は、こうなんて言うか魂が震えるというかなんというか…。
ユリさんは女性も男性も演じていて、どらっとが観劇したのは岸尾さん、名塚さん、平川さん、高乃さん、中井さんのユリさん。
おひとりおひとりのユリさんがほんと素晴らしかったよぅ…
名塚さんのユリさんは、凛として。
平川さんのユリさんは、苦労人で。
高乃さんのユリさんは、懐の大きな人で。
中井さんのユリさんは、生きづらそうで。
岸尾さんのユリさんは、おおらかだけどとても繊細で。
吉野さんの演じたユリさんはどんなユリさんだったのかな…
噂は耳に入って来ますけどね…。
観れなかった物ははしょうがないんだけど…諦め!諦めるぞー!
💐カーテンコール
どの回も胸がいっぱいでした。
劇場で拍手を精一杯送った時、唐突に、ああ、今、劇場で拍手をしてる…出演者さん達に届けられる拍手をしてる!ってなんだか突然感無量になって、どらっとまたウルウル。
千秋楽では、ほとんどの皆さんがウルウルで。
最初のご挨拶で松野さんがウルってされたので、もう客席もウルウル。
かなり前から劇場空間タチヨミを演るという構想や準備が始まっていたようで、それこそ1年以上前からのようで。
コロナで上演出来る方法を模索し、演出を変更して…それでもギリギリまで開催に不安がありましたよね。
出演者の皆さんも大変だったんでしょうね。
参加する自分も、参加していいのか、しないほうが良かったのか…感染リスクの2週間ぐらいって、やっぱりなんか根拠あるのかな?
日々状況が変って行くのについてくのも大変でした(職場からの要請とかね)
後、数日何事もありませんように。
おひとりおひとり挨拶にウルウルしっばなしでしたが、吉野さんは松野さんやスタッフさんたちにお礼をひと通り伝えた後、若いタチヨミ倶楽部の人達に向って
、暗転の中で色々働いていてほんとかっけーな!って思った!って声を張り上げて“かっけー”って言ってたましたよ。
で、いつもの客電上げてね?ってやつ。
この“客電上げてね”の始まりはVitaminらしいけど、その頃を知らない自分にも、もう慣れ親しんだ吉野さんがいつも最後に“客電上げてね”だったので、
吉野さん、いつも客席見てくれてありがとうございます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾って気持ちで受け取りました。
岸尾さんの配信で、吉野さんからそう聞いたっておっしゃってて、実際そうだったみたいな事が分かりました。
岸尾さんの配信はユリさんの話しとか雨シャ(と略すらしい)の弟の話しとか、偶然だけど聞けてよかったです。
今、吉野さん、うち来いはあるけどそういう語られる場がないのがちょっと寂しいな。←前回のタチヨミの時はラブナイツがあった。
アンコールではなんとなくその日のご出演最後の方々がセンターに位置するっぽくて、吉野さんは前楽(20日昼)でセンターに立たれていました!
わー!吉野さんセンターだっ!って感激したのもつかの間、、、、。
ほら、アンコールの礼って先ず上手のお客様〜、下手のお客様〜、センターのお客様〜って挨拶して、とか、1歩前出るとか…音楽に合わせて色々段取りあるじゃないですか?
それがですねぇ…吉野さん、段取りが全く頭に入ってないみたいで、もしかしたら入ってたのが飛んじゃったのかもしれませんが、
あっちへひょろ〜
こっちへひょろ〜
あれ…早かった…?
みたいな感じでぐだぐだで、お隣の麻生さんと色々確認しながらお辞儀してたの…ほんとに可愛かったんですが…。
舞台上でも岸尾さんとふたりは入が15分前ってのバラされてましたね?
松野さん、岸尾さんが15分前に入った事をバラす。
岸尾さん、吉野さんもです!とバラス(笑)。←一緒だったわけではないらしいです。
千秋楽は劇場で観れてよかった!
そして出演予定のなかった吉野さんのご出演あってよかった!
同じ配役が二度とない、めぐり合わせが運みたいな『タチヨミ』、本当にくせになります。
感動の舞台をありがとうございました。
声優さんの朗読ほんとに癖になる。
台詞みたいな部分はあくまでもどらっとが受け取った部分なのでもちろん正確ではありません。雰囲気でお読み下さい。
まだまだ書き残したい事がありますが一旦〆ます。