FBグループで紹介されてた本。
殺人事件を追う話なので、ミステリーには違いないけど、人間模様かなぁ。どう仕事を終えるか、とか、そんな話かな?
しみじみ沁みるようなお話でしたよ。
半落ちとちょっとかぶった印象があります。
あちらは50才付近の話
こちらは60才付近の話。
私は45才。少し先の話だけど、なるほどと、心の準備になったかもしれない。
さて、本を手に取って、チラッと著者紹介をみて「お?!」岩手出身じゃん!!このミス大賞を取ってんじゃん!なんで私知らなかったのかー?恥ずかしー。でも、その頃岩手に住んでないから仕方ないか?
岩手、作家さん揃ってるなー。すげーなー。
で、解説を読む。解説も良かった。「雨」の解説や「色」の解説。なんとなく感じながら読んでるけど言葉になってなかった(そもそも感じてた事に気付いてもいなかった)部分をピタリと言い当ててくれる感じ。
そして、
まさに、心構えになる一節。
すでに失い始めているけれども。
すでに失い始めているけれども。
この解説、書いたのが「書店員」。一介の書店員が解説を書くなんて事があるかねー?って思って調べたら、盛岡駅ビルフェザンのさわや書店の、当時店員さんだった(今は退職されたらしい)。あぁ!あの熱い本屋さんね!どうやら全国的に注目を集めてる本屋さんらしいよ。それも知らなかったなー。そして、ふと生年が目に入ったよ。1977年生まれ!なんと!いっこ年下ではないか!
いっこ下でありながら、こんな人生における心構えを書けるとはどういう事かね?
なんだー。岩手にはすごい人がいっぱいいるんだなー。
とおもった本。