京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

うちあけると、ふっと楽な(1)

2017-11-20 17:25:13 | 日記
うちあけると、ふっと楽な (1)
         金澤 ひろあき
 10月、職場で仕事中、右目が見えなくなった。これからの人生、左目だけで過ごすのかと覚悟した。不思議なことに落ちついていた。そして、ぽろぽろと自由律が心の中に出て来るのだった。五七五は一つも出てこない。心の奥底に自由律があるのだろうか。
  枯れ枝にとまる蝶 どんな夢見ている
  こおろぎ 残りの運命うたう
  あきらめ切る 秋夕焼け
  淡々とうけいれる黒いろ
  人生 何回か請求書来る
  雨の匂いの服着て運命論者 
 しかし、今は見えているが、左目は大丈夫なのか、不安になった。左目さえ見えればいいと思い、職場の近くの眼科に行った。