フリー句「せせらぎと」の巻
せせらぎと午後の癒しのキンモクセイ ひろあき
ジャム入れ紅茶を混ぜる三時かな 巡紅
テーブルの白い詩集をめくる風 ひろあき
掃き集め落ち葉の山に火を点ける 巡紅
ほっこりと幼馴染みと分ける芋 ひろあき
大鍋の芋粥の抜く五位の夢 巡紅
「羅生門」人の心理を解剖し ひろあき
茹でると美味+αなキャベツの芯 巡紅
(+α、読み、プラスアルファです)
洗う水に畑の朝の匂いして ひろあき
夏に入る手を取る道の冷かしや 巡紅
灯が恋し一人暮らしの広い空 ひろあき
床擦れや繰言の度耳痛む 巡紅
いなびかりもう顔色に出ているよ ひろあき
娘の死引導となる老いの床 巡紅
イースター復活象徴する卵 ひろあき
卵料理を作らされる新入り隊員 巡紅
いちだんと秋の深まる母の味 ひろあき
誰もいぬ席のグラスが空となる 巡紅
乾杯のカチンの響き天高く ひろあき
雪の降る生者の間でせよ梵鐘 巡紅
寄り添える炬燵の上に積む蜜柑 ひろあき
リングインニューイヤーリングアウトオールドイヤー 巡紅
※フリー句で、年末と正月の句が出てきました。気が早いですが、考えてみればもう10月中旬。あっという間のような気もします。その頃にはコロナもおさまってくれれば良いのですが。
せせらぎと午後の癒しのキンモクセイ ひろあき
ジャム入れ紅茶を混ぜる三時かな 巡紅
テーブルの白い詩集をめくる風 ひろあき
掃き集め落ち葉の山に火を点ける 巡紅
ほっこりと幼馴染みと分ける芋 ひろあき
大鍋の芋粥の抜く五位の夢 巡紅
「羅生門」人の心理を解剖し ひろあき
茹でると美味+αなキャベツの芯 巡紅
(+α、読み、プラスアルファです)
洗う水に畑の朝の匂いして ひろあき
夏に入る手を取る道の冷かしや 巡紅
灯が恋し一人暮らしの広い空 ひろあき
床擦れや繰言の度耳痛む 巡紅
いなびかりもう顔色に出ているよ ひろあき
娘の死引導となる老いの床 巡紅
イースター復活象徴する卵 ひろあき
卵料理を作らされる新入り隊員 巡紅
いちだんと秋の深まる母の味 ひろあき
誰もいぬ席のグラスが空となる 巡紅
乾杯のカチンの響き天高く ひろあき
雪の降る生者の間でせよ梵鐘 巡紅
寄り添える炬燵の上に積む蜜柑 ひろあき
リングインニューイヤーリングアウトオールドイヤー 巡紅
※フリー句で、年末と正月の句が出てきました。気が早いですが、考えてみればもう10月中旬。あっという間のような気もします。その頃にはコロナもおさまってくれれば良いのですが。