京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「灯に浮かぶ」の巻

2023-04-25 07:50:25 | 俳句
フリー句(自由連句)「灯に浮かぶ」の巻
灯に浮かぶ白い花見月澄まし顔  青島巡紅
引退した友尋ねる山里      金澤ひろあき
酒交わすあては思い出月に花   巡紅
黄砂から逃れるように奥の居間  ひろあき
語り種余さず使い春火鉢     巡紅
霜よけて大輪牡丹部屋にあり   ひろあき
妻残す梅酒と飲む笑みの数    巡紅
手作りで好みの味に調えて    ひろあき
剪定の街路樹の笑む小雨かな   巡紅
タクシーで回る修学旅行生    ひろあき
紫陽花や迎える度に違う顔    巡紅
巡礼のお寺ほっこり御朱印帳   ひろあき
車体の拭き跡見つけ黄砂笑む   巡紅
夜勤の日洗濯物は部屋に干す   ひろあき
お日様の匂いするシーツ懐かしい 巡紅
夢の中では小さな王国      ひろあき
公園は僕らの領土だった     巡紅
たんぽぽの綿を探して飛ばしっこ ひろあき
霽月や大人になると忘れてる   巡紅
もう一度見えるかトトロピーターパン ひろあき
母の背に負われて見えた春の海  巡紅
絶え間なき波音子守唄にして   ひろあき