京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
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フリー句「缶ビール」の巻

2021-09-03 07:47:06 | 俳句
フリー句「缶ビール」の巻 
缶ビール冷気に当たり拉げる      巡紅
(規定量ビールが詰まっていなかった)
気分直しに冷奴出す          ひろあき
敵を殲滅するも水鉄砲でびしょ濡れ   巡紅
ひぐらしの声前後左右より       ひろあき
禁酒ディ破った父も並んで角二本    巡紅
夕方は涼しくなって人ごこち      ひろあき
人恋し熱燗恋しの舌となる       巡紅
台所の隅でコオロギ鳴いていて     ひろあき
七輪に秋刀魚に栄螺ワンカップ     巡紅
素面では言えない告白やっちゃった   ひろあき
心と心重なれば美味しいカクテルの杯   巡紅
ずっと覚めなければ良いのにという二人 ひろあき
名は愛しい人に呼ばれるものと柳の影の下 巡紅
事件解決して鬼平の息抜き       ひろあき
いわんや悪人をや、親鸞聖人の微笑   巡紅
昼寝する仏間の広き畳部屋       ひろあき
高杯の脚に牡鹿の喰む姿        巡紅
踊り子の揃う手さばき足さばき     ひろあき
家族の中の黒羊だったと放蕩息子の手紙 巡紅
「エデンの東」約束の地はどこにある  ひろあき
楽になりたいか、ああ、半死の男に止め刺す 巡紅
花吹雪ここで放浪止めました      ひろあき

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