京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句「日帰り」

2016-07-29 08:51:13 | 日記
 フリー句 自由連句  「日帰り」の巻
巡礼や日帰りをする律儀者      金澤 ひろあき
律儀者貸して気にする財布かな    青島 巡紅
七福神笑っています福袋       ひろあき
福袋買って嬉しや開けるまで     巡紅
豆腐のような漫才をする       ひろあき
薬より笑いの神が癌治す       巡紅
花吹雪おめでとうの道あける     ひろあき
花道や裾踏まぬよう深呼吸      巡紅
山開き山を仰いでまず一歩      ひろあき
御来迎老婆おんぶで皆続く      巡紅
月からの使者がひかりの中にいる   ひろあき
一つ星雲の流れに身を任す      巡紅
物思いする紅葉の道         ひろあき
黒南風に残り枯葉の再生舞      巡紅
ちょっと距離できてしまった元彼女  ひろあき
風見鶏距離の間に羅針盤       巡紅
夢占いはまあまあの吉        ひろあき
白南風や大吉出す子の下り坂     巡紅
残り物受けとっている御開帳     ひろあき
秘仏より御前立ちの労苦かな     巡紅
吐息が白くかわるあけぼの      ひろあき
夜明け前カップ一つに二つの手    巡紅
赤の他人が肌になじんで       ひろあき
溶け込めば心臓さえも共有す     巡紅
服を交換して帰る残り香       ひろあき
本能と呼べば興冷め 男と女     巡紅
雨音をあわれと思う十六夜      ひろあき
雨を聞く耳で追えない深さあり    巡紅
どちらかと言えば性格五月晴れ    ひろあき
単純に類は類呼ぶ成功法       巡紅


最新の画像もっと見る

コメントを投稿