新潟知事選で反原発の米山隆一氏が当選しました。これで、鹿児島の三反園知事に続いて反原発の知事が誕生したことになります。やっと、問題認識が広がりを見せているようです。今回の選挙では、野党共闘に民進党が入っていないところが面白いですね。それでも選挙に勝てたということは、いかに反原発の支持者が大勢いたかということになります。民進党は存在価値のない政党。特に連合が原発推進なのに政党維持の中核をなしている。これほど市民をバカにしている組織も珍しい。連合とくっついている限り、いつまでたっても市民の為の政治は出来ないでしょう。この結果を見ると、共産党の力は大きいですね。ある意味、自公政権なり、他の政権なりが誕生しても、それらがあらぬ方向に進まぬようにまともに問題追及できる組織団体としては存在する価値がある政党ですね。
以下、産経新聞より転載します。
【新潟県知事選】野党推薦の米山隆一氏が初当選 柏崎刈羽再稼働に反対
10月16日 22:54産経新聞
(産経新聞)
任期満了に伴う新潟県知事選は16日投開票が行われ、無所属新人の医師、米山隆一氏(49)=共産、自由、社民推薦=が、前長岡市長の森民夫氏(67)=自民、公明推薦=ら無所属新人3人を破り、初当選を果たした。東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市など)の再稼働に反対する共産党など野党の後押しを受けた米山氏の当選で、政府や東電が推進する再稼働が困難になる可能性がある。
米山氏は当選が確実となった同日夜、新潟市内で支持者らを前に「この勝利は第一歩だ。皆さんからいただいた思いを一つ一つ真摯に丁寧に全力で形にしていく」と述べた。柏崎刈羽原発の再稼働については「命と暮らしを守れない現状で、再稼働を認めることはできない」と明言し、反対の姿勢を鮮明にした。
選挙戦は、森、米山両氏による事実上の一騎打ちの構図。柏崎刈羽原発は原子力規制委員会の審査が終盤を迎えており、再稼働問題が最大の争点となった。
米山氏は再稼働に慎重な姿勢を取り続けた泉田裕彦知事の後継の立場を強調し、再稼働反対を前面に掲げて選挙戦を展開。推薦した共産党などの野党幹部のほか、自主投票を決めた民進党も選挙戦終盤の14日に蓮舫代表が新潟入りし、与野党対決の様相となった。
一方、森氏を推す自民、公明の与党は幹部らを投入し総力戦を展開。各種業界団体や連合新潟の支持も得たが苦戦を強いられた。
知事選は、4選に向け出馬を表明していた泉田氏が8月30日、突然、地元紙・新潟日報の報道に対する不満から不出馬を表明。新人4人が立候補し、激戦に突入した。元団体職員の三村誉一氏(70)、行政書士の後藤浩昌氏(55)も立候補したが、支持が広がらなかった。
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