おとぎのお家と青い鳥

本ブログでは、主に人間が本来持つべき愛や優しさ、温もり、友情、勇気などをエンターテイメントの世界を通じて訴えていきます。

~青春うたものがたりシリーズ 5 ~「生きる力」 17

2008-12-15 20:17:47 | 人・愛・夢・運命・教育・家族・社会・希望

Photo_4約一月間休んでいた「生きる力」を再開するに当たり、一番に感涙したことはサイドバー(左側)に掲載されている、緑の木々の上に乗っかっている、乳がん患者のための“ピンクのリボン”を目にしたことです。その理由は、現在私の妻が三度目の乳がんが再発し、それも今回はこれまでの2度の再発時とは違い、脇の下のリンパ節への転移で止まっていたがん細胞が、血液やリンパの流れに乗って、咽喉から肺に転移したために、それが脳や骨、臓器などに移転しないように、毎日癌という巨悪な悪魔と壮絶な戦いを行なっているからです。また、さらに今回は2度目の癌の再発のときに、一緒に入院していた同室の24歳の若い患者を含む、私の妻以外の入院患者のほとんどの方が亡なくなったことが彼女に大きなショックを与え、2度目の癌の再発時まではあんなに「生きる意欲」が強かった妻が、すっかり今はその「生きる意欲」を失くしてしまっているからです。従って、現在の私の最大の願いは、そんな妻にもう一度これまでと同様に、「生きる力」や「生きる意欲」を取り戻して欲しいことです。
ちなみに、このピンクのリボンは、福島県立医科大学医学部付属病院の6F西病棟に入院していた乳がん患者のみなさんが中心となって、「退院後も親睦を深め、お互いを励まし合える関係を続けて行きたい・・・」と平成14年に結成したものだそうです。そして、これは私の単なる気のせいなのかもしれませんが、この「ピンクのリボン」は、何故か?単にこの絵模様を眺めているだけで、なんとなく心をホッさせ、乳がん患者を持つ家族の者にとっては、本当に精神的に支えになります。つきましては、この“ピンクのリボンをお考えになったみなさんに、この場をお借りして心から敬意を表したいと思います。


音譜この度、ご縁があって当ブログおきまして、今季限りで23年間のプロ野球人生に幕を下ろし、プロ野球選手としてのユニホームを脱ぐ清原和博選手の、「清原和博引退記念切手の限定販売の告知及び、~NPO法人日本子守唄協会10周年記念~の「親子で聴く子守唄(CD6曲付き)2009カレンダーの告知をさせていただくことになりました。この2つの商品に関します詳細内容につきましては、下記の告知欄をご覧ください。このご縁がきっかけで、清原選手本人や清原選手のファンの方々が、当ブログを見ていただくと、たいへん嬉しいことですね。


君の命は誰のものでもない 君自身のものだから

君がどんな人生で終わろうと 誰も文句は言えないけれど

君の帰りを 愛する家族が待っている以上は

君の笑顔を 愛する者が見たがっている以上は

昨日までの悲しみなんかに 負けないで

心の傷みや苦しみなんかに 負けないで

もう一度 君が一番輝いていたときのように

「生きる力」を取り戻して

もう一度 君が力強く生きていたときのように

「生きる意欲」を取り戻して

明日を生きていることの幸せを その両手いっぱいに感じて欲しい

明日を生きていることの喜びを その心いっぱいに感じて欲しい



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人の運命って、本当に不思議なものである。

それは、誰彼には関係なく、その人が「生きる力」を失くしたときから、その人のすべてのことが負に向かって進み始めるからである。

まさに、拓也の人生もそのものだった。

今回、息子の健太が幼稚園時代からの顔馴染みの悪友たちと渋谷のセンター街に遊びに出掛け、そこで本人にとってはいくら興味本位だったとしても、未成年者は禁止されているタバコを吸っているところを少年警察補導員に見つかって補導され、学校側から停学処分を言い渡されたのを機に、姉の寿代や義父の新三郎などからの忠告もあり、これまで拓也は自分自身が家族みんなと一緒に暮らせるようになることだけを目標に励んで来た、やっとそのための鹿児島の地で手に入れた仕事に見切りを付けて、東京での生活に比重をおかなければならなくなったからである。

それは、逆にいうとそれに付随して、ようやく五年間かけて築き上げて来た、これまでの安定した収入源を失うことでもあった。

そして、さらにそれはまた、五年前に“もう絶対にこうことがあってはならない・・・”と心に誓った、妻の愛美が“乳がん”にかかったのをきっかけに子供たちを連れて実家に帰省したために、家族の温もりのすべてが消えてなくなった家の中に独り取り残されて拓也を、彼が心身ともに死ぬほど苦しめられた、過去の惨めな生活に逆戻りするようなものでもあった。

その五年前に、家族に見捨てられ姉たち姉妹みんなと別れを言って、独りで新たに生きて行くための生活の場所を求めて、鹿児島に向かったときの心境を大学ノートに纏め書きした文章が、屋根裏部屋の資料を整理していたら見つかった。

ゴオォー、ゴオォー。

羽田空港を離陸した飛行機が、初秋の茜空のカーテンコール中に向けて飛び立った。

その瞬間、拓也は「これで、本当に東京とも永遠の別れになるかもしれない・・・」と思った。

それもそのはずだった。

いくら三十年以上住み慣れた土地とはいえ、今の拓也にとって、東京は自分がもう生活できる場所ではなくなっていた。

父辰三の突然の死から始まり、妻愛美が病気(乳がん)になったのを機に、家族が家族の絆という機能をすべて失ってしまうのに、それほど時間は掛からなかった。

マイナス作用が働き始めた、人の運命って皮肉なものである。

僕が、会社からリストラを言い渡されたのは、妻の愛美が乳がんの手術を終えて出社した半年後だった。


そして、もう家の中にはいくら探そうと思っても、人生の不安と一緒に独り取り残されて、薬(精神安定剤)と酒を頼って生きている精神病を患った自分がいるだけで、家族の匂いや思い出などは何もなく、しだいに日が経つにつれて心の中には、自分や社会に対する憎悪と後悔だけが渦巻き、もうそれが自分の力ではどうすることも出来ない増幅していくだけの毎日だった。



本商品は、PL高校時代に甲子園のヒーローになって以来、常にプロ野球界ばかりではなく日本を代表するヒーローの1人であり続けた、清原和博選手の「限定保存版切手シート」です。期間限定の商品だけに、清原選手のファンだけではなく、日本のプロ野球ファン全員のみなさんにとっても、とても魅力がある貴重な商品だと思います。ぜひ、この機会をお見逃しなく!ご購入いただきますようよろしくお願い致します。

◎本商品につきましての、購入方法につきましては、Yahooオークション下記のURLページをご覧ください。

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本商品は、「NPO日本子守唄協会」の発足10周年を記念して販売されますカレンダーです。今回のカレンダーの企画趣旨は、“子守唄で親と子の穏やかな心をはぐくもう”ということがテーマで、子守唄は長い年月にわたって、“親と子の心の絆を繋ぐ情操教育に、大いに役立つと言われ、現在まで絶えることなく歌い継がれてきています。そして、また現在社会問題になっています“児童虐待”や“親と子の心の障害”、“憎しみ、暴力”などを取り除くための、親と子の心身の健全さの育成にも、大いに役立つと言われています。お祖父ちゃん、お祖母ちゃんから、お父さん、お母さんへ・・・お父さん、お母さんから、子供へと・・・歌い語り継がれている“親子で聴く子守唄”を、あなたのご家族でも一度お試に聴いてみませんか

※本商品の話題は、NHKみんなのうた「北風小僧の寒太郎」やNHKおかあさんといっしょ「こんなこいるかな」、明治製菓の「イソジンのかばの親子」、富士通の「タッチおじさん」などのアニメーターやキャラクター作家でお馴染みの月岡貞夫先生が、カレンダーに使用されている画をすべて描いていることです。

◎本商品につきましての、購入方法につきましては、Yahooオークション下記のURLページをご覧ください。

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パンダ当「親子で聴く子守唄」CD付カレンダーをご購入いただいた場合には、当商品販売のための特別記念企画としまして、月岡貞夫先生の描いた直筆の“北風小僧の寒太郎”の色紙を、抽選で10名の方にプレゼントします。

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