ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

送別会2件、歓迎会1件

2011年04月01日 23時23分23秒 | 日記
「出船、入船」と言うのが、私の結婚式でのスピーチの定番だった。

「港の出入りで、優先なのは出船、つまり出て行く船。どんなに疲れ果ててボロボロに
なって入ってくる船であっても、港の入り口で出船には航路を譲らなければならない。

出て行く船は燃料満タン、乗員も休養たっぷりで意気盛ん。入ってくる船は
クタクタであるはずなのに、何故なのか。

出て行く船は、港というある種シェルターとも言える守られた場所から、未知の海へ
乗り出すところ、入船は、その守られた場所、港を目前に、まさに錨を降ろそうと
しつつあるところ。

だから、出船優先なのだ、だからこんなに盛大に結婚式で船出を祝ってもらえるんだ。
これからは、荒波にもまれるだろうが、いつか自分たちの港を見つけてください」

というスピーチのあとに、“P旗”(出港旗)をプレゼントするというパフォーマンス
付きであった。結婚式の度に、横浜の国際信号機㈱さんに本船用の大きなP旗を
買いに行ったものです。

この「出船入船」の話しは送別会でも便利な話しで、あんまりやるもんだから
私があいさつに立つと「出船入船!」と声がかかるまでになっていた時期もあった。

3月は送別会のシーズン。
銀座の蕎麦屋「よし田」は老舗の店で、食通の池波正太郎先生も通ったという名店。
MT氏の退職にかこつけて、居酒屋研究会4名が集合した。
  

板わさ、〆サバ、出汁巻き玉子でビール~燗酒。
そしてMT氏が一人づつに頼んだのが「天ぬき」。
天ぷら蕎麦の“ソバぬき”だが何故か“天ぬき”というのだそうだ。

これをつまみに、菊正宗の燗酒をやって、仕上げにざる蕎麦。
    

小一時間の食事でしたが、@5Kは、ちと高すぎ。さすが銀座の老舗。

で、当然の二次会は新橋駅ビル地下の樽酒の店。菊正宗の樽酒を燗にしてもらい
ここでは思いっきり呑みました。
珍しい“〆にしん”とイカ刺しをつまみに。
        

翌日は、元の私の担当の一人が退職して秋田へ帰るというので、北品川で送別会。
私にとって、北品川は幼稚園~中学2年まで住んでいた、第二の故郷みたいな町。

懐かしい京急北品川駅で降り、路地裏の「十三屋」へ。
そこには、昔の私の担当プラスアルファ12~3人が集まっていた。
二回くらい来たことがあるが、お世辞にも綺麗とは言い難い店で、その逆の形容が
あてはまる店。

  

ここも、とんねるずが「キタナシュラン」で紹介して星一つ半貰った店になっていた。
こんなところまで進出してきたか、とんねるず。

そしてその翌日。
今度は、今の担当に新しいメンバーが来たので、いつもの「銀三」で歓迎会。
        

二次会まで連れて行かれ、すっかり午前様。

今の日本、自粛ムードが蔓延している。確かに被災地のことを思えば、自分らばかり
楽しんでいいのか、という気持ちは分かる。自粛による経済の停滞も心配しなければ
ならないという声も結構あちこちで聞く。

送別会もやってもらえなかった、とウチにきたメンバーが言っていたが、出船入船の
話しで言えば、送別会は優先してやってやればいいものを、と思ってしまった。
コメント
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