ドリームピックのウクレレ日記

ウクレレとヨットの大好きな「お腹の大きなオヤジさま」
dreampicのウクレレ日記。

絶えざる御助けの聖母=イコン=icon

2014年08月11日 23時59分59秒 | キリスト教関連
イコンという言葉をご存じだろうか。英語ではicon(アイコン)=内容を表した象徴的な
記号、と言えば分かると思うが…。元々は何を象徴していたアイコンなのか、というと
イエス・キリスト、聖人等のことだ。彼らをを描いた聖画である。

今回カトリック諏訪教会の主任司祭の、レディンプトール会のジラール神父の黙想会は
このイコンの中でも、鎌倉に縁の深い「絶えざる御助けの聖母」という聖母子像の黙想
会であった。
                        

朝9時半から、私とエレクトーン奏者と家人の歌と話しで賛美開始。
・主に賛美
・生ける限り主を
・全てが生きる
・主の前にひざまずき
・あなたは天地を越えて
・子羊イエスよ
・父の涙
・なんと素晴らしい

東方教会もしくはギリシヤ正教は、西方教会=ローマカトリックと違って、このイコン
について正しい理解と解釈をしているという。
すなわち、イコンとは単なる聖画ではない。それは、信仰を教えるものであり、聖書の
役目もするものである。それを正確に読み取るには、ある程度の知識が必要である。

それは、描き上げるのに非常な労力を必要とする。たとえばこの「聖母像」の背景は
金箔で仕上げられているが、仕上げるためには何回も何回も重ねて行く。そしてその
作業をしている間、ずっと祈りを捧げながら作業を続けるという。それは、作画作業
ではなくまさに祈りそのもの。

ジラール神父は、このイコンの読み方を解説していく、上下に3つ、左右に2つに区分
すると、6個のエリアに分かれ、上が天を下が地を…、二人の天使ミカエルとガブリエル
はそれぞれに何を持っているのか。幼子イエスは何からマリアに守ってもらおうとして
いるのか。マリアはマリアであってここでは天の父でもあること…などなど

このイコンは教皇ピオ9世から、1863年にレディンプトール修道会が守護を任され
たもので、以来レディンプトール会はこのイコンとともに歩んできた。そして日本で
最初のレディンプトール会の教会は鎌倉に建ったという歴史を持つのである。



だからこそ、このイコンには霊的な力が宿り、読む(見る)ものを引き込む力がある。
ジラール師の話にも思わず引き込まれ、本来の黙想の意味に立ち戻り、深くこの聖母像
に引き込まれて行く。いくつかの代表的なこのイコンの読み方を説明したあと、では
これからは一人一人がこのイコンを読んでください、と30分以上沈黙。

思わず、寝た…ではなく、イコンに引き込まれて知らずに涙していました。
今の教会でこういう風に霊的なことをお話しできる神父様は少ないと思います。今回
この黙想会に参加して本当に良かった。

このあと、みんなで屋外で昼食を食べ、午後の賛美は諏訪教会の女性ゴスペル歌手と
ギター軍団が力強く賛美をし、ジラール師の話しの続き。

そして15時から、ロッジ内に移動してミサを捧げます。そのあとお茶を飲みながら
全員で分かち合いの時間を持ち、おひらき。

                

“絶えざる御助けの聖母”は私が受洗した時に雪の下教会はまだレディンプトール会の
教会だったので、額入りのレプリカを教会からプレゼントされた。今、私の部屋にあり
壁から私を常にいつくしみの目で見ておられる。
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