ムライ博士の異常な愛情

〜私は如何にして散財し将来を心配するのを止めて、フィギュアや模型を愛するようになったか〜

閑話休題 ダンジョンサーガ ボードゲーム

2017年09月09日 | ゲーム関連
今年は酷暑でしたが、残暑は意外と軽めw
もう秋ですねー
子供の運動会も来週に控えフィギュア作成の
季節になって参りました。

そこで閑話休題。
先週大阪の某ショップでこれを購入!

Mantic gameのダンジョンサーガです!
もう数年前のものですが、欲しかったのです。
オールドスクールなファンタジー世界に
ゲームとフィギュアが絶妙に融合しております。
日本の有志の方々が翻訳されてイイ感じ。
それにしてもミニチュアゲームというジャンルが
確立されている欧米は全く羨ましい。
最近は戦国時代をモチーフにしたミニチュアゲームもあるそうです( ̄▽ ̄)

このゲームのフィギュアもいずれ塗り込みます。

最近のウォーハンマーやその他ファンタジーゲーム
は少し世界観が変わってきているので残念に
感じます。まぁ人それぞれですけどね‥

ではでは

paradoxゲームについて VICTORIAⅡ② 会議は踊る?(オーストリア帝国)

2014年10月28日 | ゲーム関連
皆さん、こんばんわ。
前回ちらりとparadox社製のシミュレーションゲームのお話をしましたが、その
続きを。
こういうのはよくAAR(リプレイ)というそうですね。
wiki等などで、調べると出てきます。そこまで精緻なものは書けませんが、思い
のままにつらつらと・・と思っております。しばしのお付き合いを。

フィギュア作成の士気をあげるために、連動してオーストリア帝国でプレイしよう
というお気楽さ・・にいきなり思い知らされてしまった!!
というのはこのゲーム。めちゃくちゃ難しい・・・
初心者がいきなり列強国は、システムを理解していないのに何をやっていいのか
わかりません!!ほんと、ムズいわ・・
でも、やってみるの図。

1:会議は踊る??-オーストリア帝国

まずは、オーストリアの国土。中欧の大国だけあって広い!!
でも、四方八方に敵に囲まれております。
北は小ドイツ主義のプロイセン、東はロシア帝国、西は弱小ドイツ諸邦をはさみ
フランス復古ブルボン王朝(しらんまに第二帝政になるけどね)。南は、常に不穏な
イタリア諸邦。この時代のオーストリアって、ハプスブルグ帝国の栄光も薄れ
斜陽もいいとこ。第一次世界大戦で消えちゃうんですものね・・
さて、どうするものか・・
まずは、実際の歴史を確認しませう

2:1836年のオーストリア
この時期は、あの、メッテルニヒの時代ですね。
彼が帝国宰相となり、ブイブイ言わせているころです・・ただ、ウィーン会議も
終わり帝国主義から自由主義&民族主義の嵐が吹き荒れる境目ですね。

それにしてもこれから100年のオーストリアは不遇です。
三月革命でメッテルニヒは追い出され、普墺戦争(プロイセンに敗れて、プロイセ
ン主導でドイツは統一される(小ドイツ主義)、結果オーストリアはドイツから
はじき出される)に負け、イタリア戦争(フランスに敗れる)にも負け、国土を
徐々に切り取られにっちもさっちもいかなくなりアウスグライヒでハンガリーと
合体し、一応の体裁は整えるが・・もうとき既に遅し・・
多民族国家の悲哀を存分に楽しめるのではないかと思います。

それでも、広大な国土と人的資源(paradoxゲームではこれが結構重要です!)が
豊富なのでヨーロッパをかき回すことはできるはず!!

では・・国情をみてみませう

3:政治

まぁ、絶対君主制ですよね。この時代は帝国主義まっただなか!領土拡張主義です
からね。そんでもってメッテルニヒ派が与党となっております。
それにしても、社会福祉や選挙制度もまったくないですね・・
反動主義もいいとこです。え?反動主義じゃない?あ、、、保守主義か。この時代
ですからね・・・
いちおう奴隷制度は非合法ですしね。
右下に各種政策がありますね。中盤までは様子を見ながら、戦争に負けが込んで
きたらアウスグライヒ(妥協)でハンガリーを飲み込めばいいか。
なんてあんちょこな・・

4:外交

一応今の時点で列強5位ですねん。

国旗の横に星印や工場のアイコンがあります。それが国力を簡易に表しています。
星は威信、工場は工場の数、ピッケルみたいなのは軍隊です。
うちは、威信は70あって、軍隊が9。工場は・・?あ?え・・?0かよ!!
なんと、オーストリアはまだ産業革命が始まっていないのですよ・・・

まぁ、当面は四面楚歌を回避するために、フランス・プロイセン(これはないか)
ロシア・イギリスのどこかと同盟を結ぶことですなー。
でもって、仮想敵国はやっぱりプロイセンか。ドイツ統一は大ドイツ主義です!

5:人口

この人口ってのがやっかいですね。ほんとにこのゲームはよくできています。

オーストリアは完全な農業国ですね・・これでは近代化は遅れますな
でもってこの多民族!!
ドイツ人でさえ20%ですからね・・・でもって、資本家は0。産業革命はまだまだ
といった感ですわ。
これ、ほっておくと政体や文化によって、移民が増えたり、転職して資本家にな
ったりして人民の職業構成が変動していくんですね。
そんでもって、各員がみんな仕事をして国がまわっていくという・・・

これ、よくできていますよ。
大学なんかで、19世紀のシミュレータとして採用してもいいのではないかと
本気で思いますね。いい勉強になります。。
面白いかどうかは別よ・・・

とまぁ、こんな感じで徐々に進めていきます。100年は長いですよ。1日単位です
からね・・・

しかし、リプレイは大変ですわ。
うん・・

それはそうと、フィギュア進捗ですが・・・

まずは、ベースコート完了しております。

ではまた。

paradoxゲームについて VICTORIAⅡ①

2014年10月17日 | ゲーム関連
皆さん、こんにちわ。
本日は趣向を変えまして、ゲームの話をしたいと思います。
(で、新カテゴリに”ゲーム関連”を追加いたしました。)

実は小生は、根っからのゲーマーでもありまして、子供のころはPCゲーム、
アーケード、コンシューマ機と80年代後半から2000年まで遊び倒したもの
です。
コンシューマ機は今では子供が遊んでいますが、自分はいまだにPCのシミュ
レーションゲームやオンラインゲームを家族に隠れてこそこそやっております。

今は休職中ということもあり、オンラインゲーム(WoWやEVEOnline)や今日
ご紹介する歴史シミュレーションゲームをちょこちょこやっとります。
Steamという、ゲーム配信及び起動が簡単なプラットフォームを導入して、
steam上で全てplayしております。激安ゲームもたまに配信され衝動買い
しちゃいます。いい時代になったもんです・・w

で!表題のparadoxゲームですが、これは歴史シミュレーションゲームです。
Paradox Interactiveというスウェーデンのゲームパブリッシャー会社が
開発販売するゲーム群と申しましょうか。一連の歴史シミュレーションゲーム
を”パラドゲー”とも言います。
日本では歴史シミュレーションゲームというえば、光栄の一連のシリーズを
思い浮かべますが、同じようなシリーズ群を思っていただければ結構です。
信長の野望とか、三国志とか・・ですね。

ただ、このパラドゲー、日本のキャラゲーに近い歴史シミュレーションとは
違い、実に骨太な、硬派な、重厚な歴史ゲームとなっております。
当時の政治や外交、経済までも包括し、全世界が舞台となって、一時代の一国家
を選択してゲームを行うことになります。
たとえば西暦1450年のタイ王国でスタート!なんてことが可能です。
ターン制ではなく、全てが同時にリアルタイムに進行していきます。
1時間単位であったり、1日単位であったりゲームによって違いますが、基本1日
単位で動いていきます。じゃあ、人類の歴史2000年をシミュレートするのか?!
ということですが、1本のゲームでは難しい(やはり、その時代時代の経済や
戦争、外交がありますからね、システムを変えないと不可能でしょう)
ので、時代別に4つのシリーズが存在します。

 クルセーダーキングスシリーズ 西暦1000年~1400年前後
 ヨーロッパユニバーサリスシリーズ    西暦1400年前後~1835年
 ビクトリアシリーズ      西暦1836年~1935年第二次世界大戦前まで
 ハーツオブアイアンシリーズ  西暦1936年~1960年くらいまで

となっております。
ハーツオブアイアンは結構有名ですので、名前だけは聞いたことがあるので
はないでしょうか。

Paradox社独特の歴史観を持って作成されており、日本もシミュレートしています
がちょっとあれ?な部分も多く、海外の人々が我々をどのように理解しているの
かも少し垣間見れます。
(最新作のヨーロッパユニバーサリス4での日本国は室町時代からのシミュレート
ですが、結構よくできています!)
それぞれのゲームには勝利点なるものが設定されており、ゲーム終了時(時代満了)
に最高点を獲得していれば勝者となるのですが・・・弱小国などは生き残るのに
精一杯であり、勝利点などは気にしていられないのが現実です。
選んだ国によって、それぞれの楽しみ方があるという感じでしょうか。
アナログゲームの雰囲気をかもし出しており、戦略級のボードゲームのルールを
うまくコンピュータゲームに落とし込んであるとのこと。このあたりは小生も
あまり詳しくありませんが、4Gamerさんあたりでのレビューが詳しく解説されて
おります。

と、まあ、なんだか複雑そうなゲームだな?と思われた方も多いでしょう。
そうです!相当複雑で難解なゲームです・・・各シリーズ慣れるまでに相当時間が
かかります。その難解さに、さらに拍車をかけているのが・・事実上の日本語版が
存在しないということです。
ええ?!全て英語ですか?!
ということですが、事実上と申し上げたのは、昨年12月に日本語ローカライズ版を
提供してくれていた サーバーフロント社 が倒産いたしました。
よって、事実上はなくなりましたが、世の中には殊勝な方がお見えになります。
有志での日本語化を進めてくれていて、ほとんどがパッチ及びMOD化することで
日本語になります。
でも、最新作のヨーロッパユニバーサリス4はいまだに日本語化されていないので
悲しいところです。どこかが正規パブリッシャーになってくれるといいのですが。

さて、ごたくはこれくらいにして表題のレビューと参ります。

 VICTORIAⅡ(英国のビクトリア時代を象徴しております、でも表紙はビスマルク
 ですw)

このオープニングは、アメリカの南北戦争ですね。正面はコンフィデンシャル軍の
軍旗ですから、中央の人物は南軍のリー将軍あたりでしょうか。
後ろはイギリス軍ですね。この時代、アメリカとイギリスはぶつかっていないので
別のカットということになりますか・・・軍装からしてクリミア戦争あたりかな?

このビクトリアシリーズは、ちょうどナポレオン戦争が終わって、産業革命が起こり
帝国主義列強の時代から始まり、第二次世界大戦前夜までの1935年が終了の年と
なります。
正直、一番地味な時代であり、歴史の教科書でもついつい端折られてしまう近代夜明け
の時代ですよね。
日本は、江戸末期から明治維新と、西欧列強に追いつかんとする時代であり非常に
面白い時代ではないでしょうか。でも地味だよねー
よって、パラドゲーのなかでも、一番人気のないシリーズであり、国内でもあまり
紹介されていません。
他のゲームは 前述の4Gamerさんでの徳岡氏のレビューが抱腹絶倒ですよ!

1835年よりグランドキャンペーンスタートです。
このシリーズは追加の拡張パック等が沢山あり、追加すると各年代のシナリオが最初
から選べますが、日本語化のために、初期パックでゲームを行います。
steam版を日本語化MODで半ば強引に日本語化していますので、若干文字化けがあります。
でも、ゲームに支障はありませんので、これで進めます。
*余談ですが、steamの英語版は特価で295円(税込み)でした!!いまサイバーフロント
の日本語版をAmazonで検索するとプレミアがついて2万とか3万しますからね!!??

でもって、こないだよりフィギュアを作成している、オーストリア帝国で進めてみよう
かと思いますです。
勝利条件は、1935年の終了時までに、列強国に名を連ねてあることが最低限の条件
です。列強国は8カ国までで、オーストリア帝国はこの時点ですでに列強5位になって
おります。
きっと、実際の歴史のように、斜陽の大国であるオーストリア・ハプスブルグ帝国は
没落していくのでしょうね・・・遠い目・・

今日は長々と講釈をしてしまいましたが、今度は実際のリプレイを行おうと思います。
え?フィギュアも作れって?・・もちろんですよ!
このようなもので少しでも製作の士気を上げようとしているのですよ・・・
涙ぐましい努力だと思います。

どなたか付き合っていただけませんかねー。

28mmヒストリカルを・・・w ひとりちじゃ塗れません・・・とほほ