THE BLUE HEARTS 「少年の詩」

2006年06月24日 05時57分51秒 | 巻十一 いろんなおんがく
昨夜のコメントで鬱男さんから
ブルーハーツを薦められたから、といういわけでもなく、
偶偶この曲のことをさっきまでベッドの中で考えていたのだ。

THE BLUE HEARTS
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少年が家に火を放ち、
母親を殺して幼ききょうだいも殺して。
報道によれば、両親からの過度のプレッシャーみたいなものが
あったんではないのか、とか。らしい。
マスコミなんてセンセーショナリズムに流れるから、
別に鵜呑みにしちゃいないが。

---------- キリトリ -----------

以前から考えることがある。
自分の子に殺される親のキモチをだ。
その瞬間、一体どんな感じなんだろう。


自分は幸いにも親を殺めようと考えたことは無く、
小学生の遺伝子継承者に殺意を抱かれたことは
イマのところたぶん、無い。

親から勉強しろと叱られた記憶はないし、
成績のことで詰られたことも全くない。
それなのに、いや、だからこそ?
自分の継承者には勉強することを強いる。
強いているつもりはないし無理強いすべきではないと思いつつ、
時には感情的になることもないわけではない。
なぜ俺が良かれと思って言ってることがわからなんだ!ということだ。

だから、さっき「イマのところ」と書いた。
自分が我が子から殺意を抱かれることを
少しでも想像してみるがいい。
それは非常に幻想的で妄想的で楽しくない作業だが、
そうなる可能性は、誰にでもあるということだ。


---------- キリトリ -----------

「少年の詩」の少年の気持ちに、
当時高校生だった自分は、
共感できそうでいまひとつ共感できなかった気がする。
結局所詮は「よい子」だったから?
心にナイフを持つことが
大人になった今より全然少なかったからだろうか。

ある意味では、
既に高校生の倍は生きている現在の方が、
余程「ナイフを持って立って」ることが多い。
気がつくと、そうやって立ち尽くしている。
えーと、勿論脳内の風景の話。

---------- キリトリ -----------

子供に殺されるという不安、
いや、不安ではないな。
漠然とした未来予告編の映像とでも言おうか。
その瞬間、自分は何を想うのだろうか。
そんなことありえないなどと、
胸を張っていえるほどこの自分は
楽天的でもないし、親としてのスペックに自信もない。

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