浅田次郎「珍妃の井戸」

2007年12月03日 22時41分00秒 | 巻十六 読書感想
うーん、
なんとも後味の苦い読後感。

理由その一。
ちょっと美しすぎる結末の語り口。
理由その二。
あまりに切なく救いの無い、当時の中国の状況。

---------- キリトリ -----------

「蒼穹の昴」の外伝であり、後日談。
そういう意味では、なんら不満は無いし、
そもそもつまらなかった訳ではありません。
ただただ、
「探偵役」の四名が感じたように、
宮中の奥深くの暗く陰湿な空気に触れたような気分になった、
その所為かもしれません。

---------- キリトリ -----------

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第3巻はこれ
第4巻はここ

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