ブルックナー「交響曲第4番 ロマンティック」

2005年12月14日 00時20分46秒 | 巻七 ブルックナーが私に語ること
自分でも知らないうちに
ココロ惹かれてることはよくある。
好きになるのに理由とか大義名分はいらない。
そもそも恋なんてものはおおむねそんなもので
「よーし人を好きになるぞー」とか
「彼女作るぞー」みてーな気持ちで行った時は
だいたい自分にムリしてることが多く、
ホントの心からの気持ちとはちょっと違ってたりもする。

…恋愛論を言いたいわけではなく。

最近、自分に睡眠術でもかけちゃったみたいに
ブルックナーがとてつもなく好きになってきた。
前から交響曲7番とか8番あたりは好んで聴いていたけど
このたび遅ればせながら5番という反則的な名曲にばったり出逢い
ココロ奪われて、であったり。

『まさか一青窈「指切り」のヘビーローテーションをあっという間に阻止し王座奪取するのがブルックナーたんとは予想してなかった。』
今日も通勤途中で5番を2回。
負けるな一青さん!(笑) …そしてごめんなさい。

ブルックナーの魅力。
わかりません。てかうまく言えません。
そもそも作曲論的な小難しいことは全然ワカンネーし
感覚と直感だけで音楽を恣意的に聴き分ける自分にとっては
「好きだから好きなんだ」としか言えなかったり
でもそれじゃ、仮にもこの場で「モノカキ」面してる立場としてはイケナイと思ったり。

現在部屋で流れてるのは「ロマンティック」。
カール=ベーム、ウィーンフィル。
…うーん
ぶるっくなーの音楽って、
いや、全部聴いた訳じゃないが
この人の曲って、
変な自己主張がないだけ
耳にすんなり入ってくるのかな。
極めてストイックだし
壮麗な音響のくせして、過剰な装飾は、たぶん、無い。
そう、耳あたりがよい。
時として耳あたりよすぎて、左耳から右耳へスルーしたりもする。
まさにBGM向き?なのか。

世界には自分の知らない美しき音楽がまだまだある。
そのまだまだを探して
出逢って
見つけて
味わって
打ちのめされる。
その為だけに生きる人生も、またよい。
と誰か言ってくれ。

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