そしていよいよ投票。
この話題、あえて触れないようにとも思った折もたびたびあったが、どうにもやるせない。
選挙結果に不服だと、平気で暴動に走る国民が夥しい国が、本当に民主主義先進国なのか。
相手、ライバル候補をけなす、首だ出ていけ!と連呼する候補者が、我われがここまで生きて来て見た世界のリーダー 合衆国大統領 となるのか。
ルールに則って戦い、結果が出ればこれを民意と承服し、逆に協力してできることはやる。
勝者は敗者を賞賛する、かつては負けた候補は敗北宣言前に、勝者=新大統領に電話し「おめでとう」と祝意を述べ、勝者は「共にアメリカの為に、これからも一生懸命やれることはやろう、できることは助けてくれ」と懇望し、相手に敬意を表する。このジェントルマンシップも最早、過去のものか。
翻って、お前の国ではどうなんだ、と云われようが、我が国は総選挙の際も個人的暴走はあっても、候補者自体が場合によっては支持者を過激に煽る、興奮させることは無かった。そして間違ったことをやったら、裏金候補も先ず有権者の前で謝ることから始めた。
WSだとて、選手らは基本的に紳士的だったと信ずる。
それだけあの国の分断は深いのか。勝利こそ全てに優先なのか。
この話題も含め、今年は連続する 高齢者宅強盗騒ぎ 頻発、断れぬ闇バイトがほぼ捕まるのに決行する、この不正加担。本当にわたくし自身、自分の心情的にあるダメージも被った。個人的に夏場に弟が死去し、しみじみ考えることは夥し。また人の涙に共感、「こころに血の涙をながさねえ日は無い」(幡随院長兵衛)の心持も味わった。
まだ今年を要約するには早いが、堂々たる悪意が轟然と路上を罷り通り、治安のよい文明国の都心だったこの街。
各々がおのが身を律し、見つめるしかない。が上に立つべきリーダーらが、民衆の悪意を煽るような言動。今年はより世紀末観、一層募る。
こういう折だからこそ、一躍、清新なHERO、いや新時代を切り開く旗手が登場、またこれを待望する機運。高まって当然、と云うのがこれまでのパターンだが、歴史の中にしかそれは見いだせないのか。また我自らと思い、立候補、登場した候補者も多くいたと思う。
プロ野球選手こそが時代最高のHEROでばかりであっては寒々しい。
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