徒然日誌(旧:1日1コラ)

1日1枚画像を作成して投稿するつもりのブログ、改め、一日一つの雑学を報告するつもりのブログ。

GWの成果

2020-05-09 17:52:57 | ハンドメイド


 去年の10連休ゴールデンウィークは2泊3日の旅行に出かけましたが、今年は新型コロナの影響でそんなこともできず。悲しい( ;∀;)
 ということで、家に缶詰だった今年のゴールデンウィークの成果はこれ!!


 その1(ドンッ




 2、3週間前から始めてたカリグラフィー 。まだまだ粗さが目立ちますが、とりあえずこれだけ長いのを描ききれたのは楽しかったです。こういう装飾文字を自力で手で描けるようになって、自分の小説に活かせたら絶対カッコいい! という一心で練習してます。
 ちなみにこれは、アニメ『ダンタリアンの書架』のOP『Cras numquam scire』の歌詞です。ラテン語だか何語だか今ひとつ分かっていませんが、カッコ良かったので(`・ω・´)


 その2(ドンッ




 新卒入社した会社を3ヶ月で辞めて、その後ふらふらと転職を繰り返している3年間に書き殴ったものを詩集としてまとめました。その製本の試作バージョンです。
 なにせハンズとかも全部閉まってるので、本文を印刷する紙とか箱を作る板紙とかも買いに行けなくてo(`ω´ )o
 詩集の中身は、愚痴か八つ当たりかという内容で全然明るくも前向きでもない本音を書いてます。「自分はダメ」とか思ってるとき、「そんなことないよ」とか「その程度で泣き言言うな」っていってもらうことも大事だと思いますが、そんな時って「分かる! そういう時ってこう思うよな!」っていう共感が欲しいときもありますよね。


 その3(ドンッ




 買うだけ買って読めてなかった本の消費。まだあと『ワールドエネミー』が2冊残ってるんですけど、読むのに疲れたので...ゴニョゴニョ。
 この2つのシリーズの作者である細音啓先生は、シリーズどころかレーベルすら超えて世界観を構成するので、マジで誰かいっぺん細音啓先生の世界相関図を作って欲しい。
 ということで、みんな読んで! そんで世界相関図を作って!! あと、普通に面白いから!!



 『黄昏色の詠使い』シリーズ。このシリーズが先生のデビュー作で、全ての始まり。名詠式と呼ばれる召喚術を巡る秘密と少年少女の成長物語。全10巻。



 『氷結鏡界のエデン』シリーズ。ヒロインは世界を守護する巫女。かつて追放された少年は、再び巫女を守護する騎士を目指して戦いに身を投じる。全13巻。



 『不完全神性機関イリス』シリーズ。『エデン』の過去譚にあたります。全5巻。



 『S.I.R.E.N. ―次世代新生物統合研究特区― 』シリーズ。人間とアンドロイドが共存する世界に襲いかかる異世界の未知なる力。少年は師からもらった能力で立ち向かう。全5巻。



 『世界の終わりの世界録』シリーズ。300年前の英勇が遺した秘宝と秘密を巡る冒険へ、偽英勇と蔑まれた少年が今旅立つ。全10巻。



 『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』シリーズ。それぞれの信念を掲げて少年と少女は戦場で相対する。その裏で蠢く陰謀と謎に巻き込まれながら。絶賛刊行中。
 アニメ化決定万歳!!!



 『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』シリーズ。突如目の前で世界が上書きされて、居場所を失った少年。世界を書き換えた黒幕を探し出し、平和な世界を築くため、少年は4つの強大な敵種族に戦いを挑む。絶賛刊行中。


 これだけのシリーズが一つの”細音ワールド”なんですよ? 解説書とかマジで欲しい...。絶対買うわ。
 あと、これにもしかしたら『ワールドエネミー』シリーズも加わるかもしれないのか...。読めてないから紹介のしようがないし、ここではおいておきますが。


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朝の月、世界と舞台の隙間にて 19、20

2020-05-09 10:03:02 | 小説









 本文詳細↓



 長い、
 長い沈黙があった。
 「……遠いわね。凄く遠い」
 ぽつりと、彼女はそう零した。
 「とても時間がかかる方法を選ぶのね。《世界》の破滅のほうが先になるかもしれないわよ」
 「そうですか? 悪くない勝負だと思いますけど。少なくとも、僕が英雄役を演じるよりよっぽど早いです」
 「君ほど恵まれていて、君ほど真剣になってくれる人間がそう現れるとは思えない…………のに、困ったわ」
 ふわりと彼女は降りてきて、僕の両頬を包んだ。突然のことに、表情筋が熱を持ったまま硬直した。
 「その先を見てみたいと思ってしまった。君の選択がどんな結果を呼ぶのか、知りたくなってしまった。君は、とてもズルい子だったのね」
 泣きそうで、でも楽しそうなドキドキを隠しきれない笑顔が僕の視界を埋めた。それがとても愛おしくて、彼女の手に触れようとして――
 「そうと決まれば色ボケしておる場合ではないぞ!」
 アダムの木槌で思いっきり殴られた。どれだけ文句を言っても暖簾に腕押し、ぬかに釘。まあナイトウォーカーが心から楽しそうに笑ってくれたから良しとするけど。
 「そうだ、あと一つだけ。人だけが忘れてしまったこの《世界》の名前って何ですか?」
 「それはね。楽園の箱庭を演じるための舞台



――――――――――――――――《オペラリウム》よ」



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