ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

手を伸ばせばすぐ・・・  vol.112

2011年09月17日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は朝から蒸し暑く、少し動いただけで汗が噴き出してきましたね。

お昼前からは台風の影響で雨が降り出し、一週間くらいこの天気が続きそうで、土砂ダムの水位を危惧しているヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

今週あたりからやっと本格的に始まった稲刈りも、これでしばらくお休みになるのでしょうね。

そんなこんなの第3土曜日に、ここ斐川町では「閉町記念式典」が開催されました。

正式には10月の一日より出雲市との合併となるわけですが、少し早めの記念式典となりました。

偶然にも今年、自治会長の回り番に当たっていたことで、招待状が届いていましたので、遠慮無く式典への参加をさせて頂きました。

町の中央公民館には、たくさんの招待客、町職員の皆さん、その他関係者が大勢訪れ、ごった返していました。

町長の挨拶から始まり、功労者表彰や来賓挨拶と続き、一時間ほど過ぎてから記念イベントが催されました。

斐川では有名(?)な笛師、樋野さんの横笛、土笛に詩の朗読が絡み、目を閉じながら聞き入っていました。

特に、土笛の質素な音質が、豊かな自然の存在を感じさせてくれ、この町も捨てたモンじゃなかったな!などと感慨にふけっていました。

次にはここ斐川で作り、生まれた三つの歌が、女性合唱団のすばらしい歌声で披露され、心が揺れるのが解りました。

小さなコミュニティーだからこそ生まれた、手を伸ばせばすぐに届く距離に思える詩とメロディー。

様々なイベントで歌われたのを何度か耳にしていたので、一人うなずきながら聞かせて頂きました。

目を閉じ、心を開いて聞き入っていると、この土地で生まれ育った一人の町民として、50数年間の思い出が、走馬燈のように浮かんでは消えていきました。

この町が消えるわけではないにせよ、大きな出雲の一部となることで、小さな声や思いは届きにくくなるのは仕方のないことで、それなりの覚悟が必要であるのは、当然なのでしょう。

それでも、この町が嫌いになることはないし、いつも見守っていたいとさえ思わせるのは、こんな歌や音色、それらが生まれる文化が根付いているからかも知れません。

大きな出雲、大きな斐川で羽ばたくのも必要不可欠なのでしょうが、だからこそ逆に、小さなコミュニティーを守り伝えて行きたいという思いが、沸き上がるのかも知れませんね。

ナドナド・・・

でも問題なのは、休憩で席を外していた隣のおじさんが、イベントの途中で帰ってきたのは結構なのだが、体中からたばこのにおいがプンプン。

イメージの中の豊かな自然が、もう少しで崩れ落ちそうになってしまうほどの危うさを感じてしまった今日のヒゲ専務!

まだまだ修行が足り無いことを痛感させられたのだった。

ってことで、今日もお役立ち情報が書けなかった、役に立てないヒゲ専務なのでした。

次こそリベンジ! ってホントかな~?

ではまたっ。