ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

「転ばぬ先の手すり」  No.160

2013年03月02日 | 住まい

きのう今日と、3月に入り再び寒さが戻ってきましたね。

先日の木曜日には「あっ、春が来た!」なんて思ってしまったひげ専務ですが、みなさん春の予感はありませんでしたか?

この前の日曜日には、近所の川べりで野草のセリを、寒風の中で一人ひたすら摘んでいましたよ。

一時間余りで、結構いっぱいとれたので、母におすそ分けを届けてあげました。

なぜか、親子そろって春を呼ぶ山菜(無料・タダ?)が大好きなのです。

届けたその場で、すぐに茹でてもらい食べてみましたが、この時期の野草のセリは特に香りが強く、とてもおいしく食べさせていただきましたよ。

これからは徐々に、木々が芽吹きはじめます。

冬が寒かった分、余計にこんな春の予感がうれしくなたりする、今日このころですよね。

そういえば今朝常務が、鶯の初鳴きを聴いたって言ってましたが、やっぱり春は、もうそこまで来ているようですね。

ん~~待ち遠しい~!

さてさて、なぜかこのところ、手すりの設置が頻繁に行われています。

単なる偶然ではあるのでしょうが、個人のお宅から介護施設までと連続して、幅広く取り付けをしています。

せっかくですので、手すりについて適材適所の使い方を、少しだけお話ししておきますね。

「転ばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先の手すり」だと思いますので、元気な皆さんにも、ここで少し勉強しておいてくださいね。

いざという時に、きっと役立つと思いますよ。

さてそれでは、手すりが設置されている代表といえば、2階に昇るときの階段ですよね。

特に新築のお家で有れば、階段の手すり設置は義務化されていますので、必ずあるはずです。

これは、住人が若いとか年寄りだとかではなく、だれでも起こり得る、階段からの落下事故を防止する目的からの設置なのです。

そこにあるのはほとんどが木(集成材)で出来た丸い棒状の手すりで、直径3.5センチが主流となっています。

それを階段室の壁面に、専用の金具で取り付けられいますが、ここで重要なのは高さです。

廊下など平らな所の壁面についているのは、床面から75センチが基準だと思ってください。

それでは、ななめの勾配についている階段では、どこを基準として、どんな高さに取り付ければよいのでしょう?

それは、人によって若干違うかもしれませんが、私たちが基準とするのは、階段の踏板の先端部分、段鼻と呼んでいるその部分です。

特別問題さえなければ階段部分であっても、その段鼻から75センチの高さで取り付けています。

最近は階段も、上から下までがまっすぐに昇り降りするのではなく、途中に踊り場がある廻り階段が多くみられるようになりましたよね。

本当はそのほうが、コケた時に一気に下まで落ちるのではなく、途中で引っかかってくれるので、危険度が緩和されるということにはなります。

ただ、平面プラン上いつでも廻り階段が配置できるわけではなく、私たちの場合でも約半分の確率で、まっすぐで、ちょっと危険な階段を配置しています。

ようするに、まっすぐな階段であれば、家の新旧または老若男女問わず、手すりの設置は必須事項と言ってよいでしょう。

その階段に設置する手すりで、もう一つ大切なことは、どちら側に取り付けをするかということですが、長くなりそうなので、次回に続けます。

お楽しみに!