ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

レトロ硝子の声なき声が・・・  No193

2015年02月04日 | レトロ硝子
2月に入ってからは寒さも一段と厳しくなり、今朝も震えていたヒゲ専務ですが、皆さんはいかがお過ごしですか?

それでも今日のお昼頃には、久しぶりに10℃という二けたの気温になったここ斐川町でした。

たとえ晴れても気温が低い日が続いていましたが、さすがに今日は少しだけ温もりを感じながら車を走らせていましたよ。

せっかくのこんな天気なので、私たちの季刊誌「住まいるニュース・冬号」を、気分よくお客様宅に配達している最中に、瓦屋さんから電話がかかってきました。

以前依頼していた屋根の修理の現場に、午後にでも出かけたいとのことでした。

さっそくお客様に確認し、了解を得たので屋根に上がってもらうことにしました。

このお家は、瓦の固定が粗末だったために、破風(はふ:屋根の両サイド)部分の瓦が浮き上がっていたので、その固定をお願いしていたのです。

ただそれだけではなく、この家の問題・・それは(TVのビフォーアフター気分で)・・・

母屋の後ろに増築された離れがあるのですが、そこにある物干し場には古いドアが、なんとなく無造作に、風除けとして打ち付けられていたのです。

問題とはそのドアに入れられていた、小さな古いガラス窓のこと。

それはこんな感じで・・・



写真に写っているこの2階建ての建物は、春になったら外壁の塗り替えをお願いされているのですが、その時の調査段階から気になっていて、いつ皆様にお知らせしようかと・・・。

そこで良い機会ですので、思い切って今回このレトロ硝子を公表してみたいと思います。

もう少しアップしてみるとこんな感じになります。



そして、ここで大写し・・



片面からは縦に、反対の面からは横に、硝子が筋状に膨らみをつけてあります。

それが透明のガラスになっていて、一見格子柄に見えるために、一般的にチェッカーガラスと呼ばれています。

その中でも、格子のサイズが15ミリタイプはよく見かけますが、これは24ミリの大きな格子になっているのです。

それだけに、とても希少価値があるのですよ。

15ミリのチェッカーガラス、これはよく見かけますよね。

それはこんな感じで、古い玄関などに使われています。



この写真に写っているチェッカーガラスもすでにヒゲ専務の手に落ち、倉庫に眠っていますが、引っ張り出してちょっと撮影してみました。



こんな感じですが、室内なので輝きが今一つ感じられないのが残念ですね。

でもこのチェッカーガラス、皆さんもよく見かけているんじゃ無いですか?

中には「あ~っ、家のガラスもまさにこれだよ~!!」という方もきっとあるでしょうね。

破壊され、処分されたら単純に消えるのみのこれら「レトロ硝子」たちの、救いを求める声なき声が聞こえ、苦悩の日々を送るヒゲ専務。

もちろんこちらのご主人には「このドアを捨てる時には、きっと私に声をかけてくださいね」と、懇願しておきましたよ。

ちょっと軽蔑気味ね「はあっ・・・」との返事に、一抹の不安を覚えるヒゲ専務なのでした。

ではまたっ!!








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