音楽:レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲 第1曲イタリアーナ
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■自生地から移植
長池公園のカタクリは、1970~80年代にかけて、多摩ニュータウンの開発予定地となっていた
別所や南大沢自生地から、市民や行背の保護活動により移植され、この地に根付いたものです。
カタクリの祖先は、氷河期の頃、北から南に分布を広げましたが、地球全体が温暖化した現在、
涼しい場所だけに生き残ってきた遺存的な植物と考えられています。
(長池公園の表示より)
■明るく流麗な旋律
『リュートのための古風な舞曲とアリア』は、オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲。いずれも
古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したものであり
(したがってリュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成る。
レスピーギがサンタ・チェチーリア音楽院教授を務めていた頃、同図書館で古い時代の楽譜を色々と
研究した成果が基となっている。曲名は『リュートのための古い舞曲とアリア』『リュートのための古い歌と
舞曲』とするものもある。また古い訳には『リュートのための古代舞曲とアリア』とするものがあるが、
誤解を生みやすいため最近では避けられる。
イタリアーナの明るく流麗でじつに素晴らしい旋律は、これぞ中世イタリアの音楽だ、といった感じを起さ
せる。ピッツィカートで奏されるチェロの伴奏は、リュートの伴奏型を表現したものと思われる。
原曲は16世紀末頃のリュート曲集に含まれている作品で、作曲者は不明。
■リュート?
リュートはアラブ文化圏のウードおよび中国や日本の琵琶と近縁の楽器であり、いずれも中央アジアの
「バルバット」を祖先とする楽器であると考えられている。このためリュートは日本語では洋琵琶と訳された
こともある。 写真はルネサンス期のリュート。
(ウィキペディアより)