以前、ここでプチ旅と名付けて皆さんにお勧めしたことがあります。これはちょっとした工夫で日常生活の中に非日常を取り込んで旅にしてしまおうという考え方であったのですが、実践してみた方はおられるでしょうか。
考えてみれば、たとえば3ヶ月という比較的長い期間にわたる旅であっても、その中身は1日の積み重ねです。私のようにあまり計画性のない旅をしてきた人間にとっては、1日というのは、かなりしっかり時間があり . . . 本文を読む
その時の旅は私にとって本当にお金に困った旅でした。当時のタイでは屋台で1食がたいてい10バーツであったにも関らず、チェンライにたどりついて、小銭までかき集めて数えてみたら、1日2食しか食べられない計算なのです。そんな状況ですから、乗り物に乗るなんてとんでもない事。とにかく、交通費を使わないためと、お腹を減らさないために、出来るだけゲストハウスでじっとしている事にしたのです。
そんな私の行動を不審 . . . 本文を読む
その時、グァテマラの旅が終りに近付いた私は帰国便に乗るためにフライトの数日前、アンティグアからグァテマラシティへ向かう事にしたのでした。
"オトロ ノーチェ"と言い続けて何日も延泊してきた安宿を引き払い、何ども出入りしたバスターミナルへ向います。あたりに駐車中のバスのドライバーに順番に"ポル ドンデ?"と声をかけてグアテマラシティ行きのバスを探しあて、バスに乗り込んだらあとは少し退屈な移動の時間 . . . 本文を読む