人それぞれの価値観の形成には間違いなく自分の所属している社会が影響を与えています。もしかすると価値観というのは大部分が周囲の社会からの影響によって形成されるのかもしれません。そして、自分に影響する社会というのはあまり大きな意味での社会ではなく、直接的な接点のある親類縁者や、学校や会社、取引先、友人あたりから多大な影響を受けていると言えます。
新しい価値観や感性と接するという事は当然ながらこのよ . . . 本文を読む
はじめての海外旅行の時の事でした。ある日、私はイングランド南部の町、ブライトンからのバスツアーに乗っかって、夜行バスでスコットランドのエジンバラへ向かいました。これは現地で申し込んだツアーではありましたが、あくまでツアーであって、とにかくバスに乗り込めばエジンバラのホテルまで連れていってくれて、その後もグラスゴーなどを観光させてくれるものでありました。
エジンバラに到着して、自由行動。ホテルに . . . 本文を読む
言葉とか数字というのは見る時の角度によって印象がかなり違ってくるものですね。私が最近、気がついて少し焦りを感じたのは自分が平均寿命まで生きるとして、これから先、夏が何回やってくるだろうかと考えた時でした。
日本人の平均寿命は約81歳。世界でも高水準にあります。81歳まで生きると考えていた時は、まだずいぶん先の事のように思えてあまり現実味の無い数字と感じていました。次に自分の残り時間を考えた時は4 . . . 本文を読む
多くの宗教思想の中で語られる教えの中に質素倹約をすすめる教えがあります。これはイスラム教の戒律などではかなりハッキリしていますし、旧約聖書や新約聖書の中の話にも強欲を戒める意味が込められていると思われる表現がいくつも見うけられます。ソドムとゴモラの話やバベルの塔の話などはその時代に都市がいかに退廃していたかという事が伺えるようで、現代社会と比較しても興味深いと思えます。
仏教にももちろん質素 . . . 本文を読む
オーストラリアのゴールドコーストでの事。当時働いていた会社の研修で現地に行った私はもはや社会人でもあり、研修という目的上、現地のホテルを体験して来るという仕事もあったわけですが、久し振りに安宿のドミトリーも楽しいなと思いついて、ホテルへの宿泊をやめて、バックパッカーズを探してドミトリールームにベッドを確保しました。同室はエレキギターを片手に旅するニュージーランド人。部屋に少し落ちついて、同室の人 . . . 本文を読む
スーパーマーケットに行って食料品を購入する際に、特に肉や魚などは発泡トレーに乗っかって、ラップされて商品棚に乗っています。場合によってはリンゴやミカンまで発泡トレーに乗っかってる場合もありますね。あのシステムは日本独特のような気がするのですが、どうなのでしょうか。
私が最近いつも利用するカナダの大型スーパーでは魚の一部は発泡トレーに乗っていますが、肉は肉売り場の店員にグラム数を伝えて包んでも . . . 本文を読む
昨日に続いて食べ物の話。
旅の話に食べ物の話はつきもので、つい先日も、"いろいろな国で、どこの食べ物がいちばん自分に合っていると思いましたか"と聞かれました。私はもちろん迷わず"日本"と答えたものです。この話題、他の国の旅行者と話していても出てくる話で、安宿のドミトリールームで同室だったイギリス人に"日本人は毒のある魚を食べるって本当か?"と聞かれて、とっさに理解する事ができずに"食べないよ"と答 . . . 本文を読む
私がまだ旅を始めた頃の事ですから今から20年以上前の事になるでしょうか。その頃は人なみにガイドブックを買ったりもしておりました。タイに行こうと考えていた私が手にしたそのガイドブックには、屋台でカオパット(焼き飯)を食べれば1食10バーツで済むという事が旅の予算の項目に書いてあったのです。さすがに、ずっと焼き飯で過ごす事は考えていませんでしたが、それでもこの記述を一部参考にもしていたわけですが、現 . . . 本文を読む
私はもともと、人と会ったり話をしたりするのが非常に苦手な人間でした。ほとんど対人恐怖症と言えそうなほど、人と話すのはプレッシャーであって、この事は旅行業の世界に入った頃には会社側でも問題になった事があるほどです。この話を本日、友人と話しをしていたら、"とてもじゃないけど信じられない"と言われましたが、まあ、今は"慣れた"だけの事です。
旅をした経験を振りかざして旅行業界に入り込んだ頃にもやは . . . 本文を読む
旅に出る時にいつも問題になるものの一つに荷物の問題があるのではないでしょうか。航空機の受託手荷物にも制限がありますし、やたらと何でも持っていけるわけではありません。しかし、特に数ヵ国にわたって旅する予定の場合は気候の違いなどでどうしても荷物は多くなる傾向があります。
ところが旅行期間が長くなると、面白い事に荷物は少なくなる傾向があります。長いというのは10日とか、そういう話ではなく、6ヶ月とか1 . . . 本文を読む