旅行から帰ったお客さまから帰国のご報告をいただく事があります。メールであったり、電話であったり、あるいは立ち寄っていただく方もおられて、新しい情報を教えていただいたり、現地で見つけた面白ネタを教えていただいたり、あるいは旅行中感じた事をストレートに話していただいたり、いろいろです。私の側は、とりあえず私の手配が命に関わるほどの事態は巻き起こさなかった事にホッとすると共にその方の旅がどんな物だったの . . . 本文を読む
海外を旅していて、まごついたり、悩んだりする事の原因の多くが各地の習慣や文化の違いにあります。言葉の問題も多きな意味でこの範疇に含まれます。
そんな事を繰り返している中で考えた事は、"動物"=>"人間"=>"○○人"という事。
まず、動物的な側面をとってみると、動物としての人間共通の部分については文化や宗教に左右されにくいという事、一生何も食べない人もいるという話ですが、基本的にはあらゆ . . . 本文を読む
イランの北東部にタブリーツという町があります。その日、本当はテヘランに泊まる予定だったのですが、大都市で上手く宿泊先を見つける事ができず、それから、イラン・イラク戦争中であった事もあって、都市へのミサイル攻撃の犠牲になるのも嫌なので、テヘランでの宿泊をあきらめて、夕刻のタブリーツへ到着しました。
当時のイランはほとんど英語は通じず、パキスタンの国境付近では時々通じた片言のウルドゥー語も、西部の . . . 本文を読む
子供の頃、西部劇が好きでした。いや、西部劇だけでなく、戦争映画や刑事物など、アクション映画と分類される映画や場合によってはバイオレンス映画まで好きであったと言うのが正確な表現でしょう。今、自分の子供達を見ていても、やはり男の子たちはそういった映画に興味引かれる様子ですから、もしかすると人間のオスの本能的なものなのかもしれません。そういった子供たちに"個性を尊重"するという名目で、本能を優先していて . . . 本文を読む
1997年のUAEデザートチャレンジ。生まれて初めて走る本格的な砂丘群の中、通勤バイクで私は苦戦していました。速いライダー達はGPSを頼りに入り組んだ地形をものともせずに最短ルートで走り抜けていったようです。それ以外のライダーは概ね最短ルートで、かつ走り易いルートを走り抜けていくわけですが、極端に遅い私の前にはバイク、4輪、カミオン(トラック)が既に通過。ルートブックに指定されたルートには深い轍 . . . 本文を読む
ここ数年、限りなく増えたと感じさせられるのは"不安"を相談してくるお客様の数。こういったご相談の対応をしていると、旅に出ようとする時、まず、インターネットで価格比較、そして一番安い所で予約をして、次に不安材料探し。今度は不安材料を潰すために出発までの大切な時間を費して、ヘトヘトになって出発していく方が多くなったなと感じさせられます。
皆さんの多くは学校や仕事、あるいは買い物など、日々、外出す . . . 本文を読む
ある時の事。ひょんなきっかけと、その場の流れで全く眼中になかったサムイ島へ行く事にした私は、少し贅沢をしてスラータニまで鉄道で行くという方法を選択しました。
夜のホアラムポーン駅。ボックスシートの指定の席に座って発車を待っていると、同じボックスの道連れとなる人物が乗り込んでまいりました。この人物、少しばかり強面のタイ人のオヤジ。可憐なタイの若い女性を密かに期待していた私は"世の中、そんなに . . . 本文を読む
しばらく前に、私の友人が"本屋で貧乏旅行バイブル(正確な書名、忘れました)とか言う本が売ってたから見てみたら、今の旅にはノートパソコンが必須とか書いてあったよ"と教えてくれて、時代が変われば考え方も変わるものだと感心させれたものです。
私がこの件についてふと思い出したのは10月20日の事。そうです。たまにはブログに写真でも載せてみようかと思った時でした。実は私は旅にカメラを持って行った事がほ . . . 本文を読む
しばらく前までナマズを水槽で飼っていた事があります。子供が近所の用水路に捕虫網を突っ込んだら入ってきたいろいろな生物のうちの2匹で、当初はウシガエルのオタマジャクシだと思っていたのですが、よく見たらヒゲがあるではありませんか。翌日、本格的に水槽に移す事にしてバケツの中に置いておいたら、あら不思議。翌日には1匹になっていました。(共食いしたわけですね)
ある程度の大きさまでは意外なほど成長が早く . . . 本文を読む
パキスタンからイランの国境を目指していた時の事。この砂漠地帯には砂漠であるのに雨季があって、雨季になると鉄道が不通になるほどの雨が降るのです。パキスタン滞在中に体を壊していた私は予定以上に滞在が長引いて3ヶ月の滞在期限のタイムアップも背後に迫り、しかもモンスーンに追いつかれてしまい、懸命に国境を目指してバイクを走らせていたのです。
クエッタを過ぎると国境の村、タフタンまでは道路も砂漠の未舗装と . . . 本文を読む