スペースノイズ

α宇宙域「地球」からの素粒子ストリングス変調波ノイズを受信!彼らの歴史、科学、娯楽、秘密など全てが含まれていた。

汚染水の海洋放出問題 第3部 希釈しても放射性物質が消えることもないし、無害化することもない。食物連鎖に組み込まれ生物濃縮して人間に跳ね返ってくる。1993年、放射性廃棄物の海洋投棄が全面禁止された。

2023-09-01 20:31:06 | 社会
●海洋投棄が人類絶滅を加速する犯罪だということがまだ理解できないようだ!度し難い日本人がいる! 

「処理水」と称する放射性汚染水を流し始めて1週間がたった。
海洋放出は止めるべきだというTVは1局もない。「濃度は今日の測定でも基準値以下でした」、「放出反対の中国は政治カードで利用している」、「福島の皆さんを支援しよう」、「科学的根拠に基づかない理不尽な中国の全面禁輸措置をWTOに提訴すべきだ」等々。

WTOに提訴?面白い。やってみるがいい。
「処理水は安全」という政府のプロパガンダをマスゴミTVでガンガン流したおかげで鵜呑みにしたバカが大量生産できた。
ALPSは完璧な除去システム? ということが証明されるだろう。
多数の放射性物質を完璧に除去できるシステムがあるなら、なぜ六ケ所村の再処理工場で使わないのか?1993年から30年間トラブル続きで稼働せず、仏に再処理を依頼し続けているのはなぜだ?いまだに世界中の原発で放射性のヨウ素、セシウム、コバルト、クリプトンなどが垂れ流されているのはなぜか?

きっとALPSはコストパフォーマンスに優れた素晴らしい多核種除去システムに違いない。

筆者は逆に聞きたい。マスゴミTVで「処理水は科学的にも安全」と主張するコメンテーターや芸人は科学的根拠を説明できるのか?データがあるのか?いつどこで知ったのか?

資源エネルギー庁の基準

水中濃度限度
放出口における濃度の水を、生まれてから70才になるまで毎日約2ℓ飲み続けた場合に、平均の線量が1年あたり1ミリシーベルトに達する濃度。

大気中濃度限度
敷地境界(原発と一般地の境界)における濃度の大気を、生まれてから70才になるまで毎日吸い続けた場合に、平均の線量が1年あたり1ミリシーベルトに達する濃度。

トリチウム濃度
水中では6万ベクレル/リットル、大気中では5ベクレル/リットル。

これ以外の基準をマスゴミTVの出演者は知っていてコメントしているのか?
東電がたれ流す「今日も基準値以下」というモヤッとした断片情報を鵜呑みにして科学的といっているのではないか?

この基準はICRPなどの国際原子力ムラが定めた都合のよい基準で、しかも放射性物質の内部被ばくについての体内影響は認めていない。だから「放射能水を長年飲み続けた場合」といった、ぶっ飛んだような文言が平然と基準として出てくるのだ。

放射性物質の海洋投棄は、世界中の人々の反対運動によって1993年にようやく全面禁止された

それ以上海洋投棄を続ければ、海洋が放射能の海となり、人類存続が真剣に危ぶまれる事態となることを恐れたからだ。

厳然たる科学的事実は

大海で希釈されても、放射性物質が消えるわけでも、無害化されるわけでもない。ただ海洋生物圏の食物連鎖に組み込まれ続けるだけである

そして海洋生物圏の食物連鎖の頂点にいる人間に、放射性物質が濃縮されていくことになる。自業自得。因果応報。

(放射性物質の海洋投棄で、海洋生物による食物連鎖を経て人間に生物濃縮される図)


近年漁獲した魚の体内からプラスチック片やゴミ類が出てくることが常態化してきているが、これは海洋汚染の深刻さを物語るものである。
まさか、魚は賢いから放射性物質だけは見分けて体内には取り込まないと言わないでね。安全神話を信奉する食べて応援したい無知な方々。

(LOOK静岡朝日TV)



●ほとんど見かけなくなった放射能汚染・被ばく報道。福島の甲状腺がんの増加もほとんど報道されない。 

安倍・菅・岸田と続いたこの10年間で、日本のTVは腐敗し、正真正銘のマスゴミになった。
政権が気に入らないキャスターは降ろされ、中立的な立場から意見を言う専門家や政府に辛口批判をするコメンテーターは駆逐された。代わりに、局が指示する無責任なセリフを口走るお笑い芸人やジャリタレント、露骨に政府擁護する専門家やコメンテーター(誰とは言わないが)が顔を並べ、政府プロパガンダを誘導するようになった。危ない兆候だ。いつか来た道。

2011年5月18日、世界最悪の福島原発事故から2か月後。事故の衝撃が日本中・世界中を覆っていた頃。NHKにもジャーナリズムの良心が残っていた頃。

BS世界のドキュメンタリー 放射性廃棄物はどこへ」が放映された。

(NHK「BS世界のドキュメンタリー 放射性廃棄物はどこへ」2011.5.16放送)


1945年、核兵器を手にいれた核大国(米、英、ソ、仏、中国)が狂ったように競って世界各地、特に広大な太平洋地域の大気圏内外、地上で核実験を繰り返した。それによって放射性物質「死の灰」が世界中の大気に充満した。

日本では核実験前、元気な5〜9才男子のがん死亡率はほとんど気にすることもなかったのに、核実験後には恐ろしいほどの増加率を示し社会問題となった。

(NET動画「放射能はいらない 食品汚染と生体濃縮」 )


世界中から高まる核実験禁止、核兵器廃止の声。核兵器を手放したくない核大国。危機感を募らせたアイゼンハワー大統領がいいアイデアを思い付いた。1953年、「原子力の平和利用」を提案。原子力発電所、原子力船、原子力飛行機、原子力自動車等々。

「アメリカのポチ」、日本は翌年1954年からすぐさま日本への原発導入に動き出した。
こうして原子力の平和利用の裏側で、核兵器用の核燃料生産・研究・開発も安心して存続することとなった。
だが綺麗ごとを口にするアメリカは、1954年ビキニ環礁で水爆実験を行い、近海で操業していた日本の第五福竜丸などが大量の死の灰を浴び、犠牲者が出たため日本中が大騒ぎになった。再び反核運動が盛んになった。
また反核逸らしのスピン策を案出することになり、1957年、アメリカ主導で国際原子力機関、IAEAが設立された

蛇足だが、この時第五福竜丸事件で日本中で有名になった「原爆マグロ」(厳密に言えば水爆マグロ)、死の灰を浴びたマグロ2トンが今も築地市場の地下2mに眠っている。

核実験は減ったが、増え続ける使用済み核燃料や放射性廃棄物


●安上がりな放射性廃棄物の海洋投棄は1993年、完全禁止となった。 

核保有国や原発を持つ国が、海洋を「世界最大のゴミ捨て場」として、約50年間で放射性廃棄物10万トン以上を海洋投棄してきた。米、ソ、英、スイス、仏、独、日本、豪。
英が一番多く、全体の80%占めていて、海を持たないスイスが2番目に多かった。

(放射性廃棄物を詰めたドラム缶を次々と海洋投棄する場面。NHK「BS世界のドキュメンタリー 放射性廃棄物はどこへ」2011.5.16放送)


しかし海洋投棄に反対するグリンピースなどが、このまま海洋投棄が続けば海洋汚染が深刻になり人類の存続をも脅かすとして国際世論を動かし、1972年ロンドン条約を採択した。日本は翌1973年に署名し、1980年に批准した。現在(2023.8)92か国が批准している。

1975年、ロンドン条約が発効され、高レベル放射性廃棄物は海洋投棄が禁止され、低レベル放射性廃棄物はIAEAによる事前の投棄許可の発出によって可能とされた。

1993年、すべての放射性廃棄物の海洋投棄が禁止された

1996年、ロンドン条約をさらに厳格に規制したロンドン議定書が採択された。全ての放射性廃棄物の海洋投棄の禁止が規定されているが、日本は批准を避けた

(NHK「BS世界のドキュメンタリー 放射性廃棄物はどこへ」2011.5.16放送)





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