スペースノイズ

α宇宙域「地球」からの素粒子ストリングス変調波ノイズを受信!彼らの歴史、科学、娯楽、秘密など全てが含まれていた。

汚染水の海洋放出問題 第2部 マスゴミが語らないOBT有機結合型トリチウムとは? トリチウム汚染は小児性白血病などを誘発する

2023-08-26 22:38:45 | 社会
●有機結合型トリチウム OBT。なぜかマスゴミTVでは語られない。生体濃縮の主役だから 

Organically Bound Tritium。OBT。有機結合型トリチウム。
日本のマスゴミTVはHTO、すなわちトリチウム水ばかりにフォーカスして報道する。なぜか?

大気中に拡散されたトリチウム水HTOは、降雨となり地上の植物中に取り込まれる。光合成により、二酸化炭素CO2とトリチウム水は分解されて酸素Oが放出される。分解された炭素C、水素H、トリチウムTを使って有機化合物が合成される。ご存じの光合成の仕組みである。CとHから合成された安全な有機化合物。そしてCとTから合成された危険な放射性有機化合物。それを牛などが食べる。その牛を人間が食べる。

お分かりだろう。OBTの話をすると、安全だから飲料水にも含まれているからと喧伝されてきたトリチウムの危険性がクローズアップされる。トリチウムを出し続ける世界中の原発推進にはまずい情報である。IAEAが望まない方向に世論が動く可能性もある。だから政府と原子力ムラに「去勢された」マスゴミTVではOBTはご法度なのである。

<論語>
由らしむべし知らしむべからず
意味:為政者は国民に理由を分からせる必要はない。決めた国策に国民を従わせるだけでよい。

(トリチウムは安全と刷り込むマスゴミ。取り除くこともできないのか。仕方ないな。ひるおび 2019.10.3)



●有機結合型トリチウムがDNAに組み込まれていたら、トリチウム崩壊時にDNA損傷が起きる可能性。 

DNAは二重らせん構造になっていて、おだやかな水素結合で連結されている。切れやすいので遺伝子複製には都合がよい。
例えば塩基対アデニン(A)とチミン(T)。AのNH2側とTの酸素Oが水素結合している。もう1つ、TのNH側とAの窒素Nとも水素結合している。両手繋ぎである。

ところがトリチウムが環境中に増えて、皮膚に浴びたり、経口摂取する機会が多くなると内部被ばくする。体内に入ったHTOとOBTは水素結合だけでなくトリチウム結合も増えてくる。体内のたんぱく質やDNA内で水素結合していた箇所が、水素に代わり、トリチウムが担うトリチウム結合に代替えされる機会が増えてくる。
そのトリチウムが半減期12.4年を経て崩壊するとβ線を放出する。β線は水中や生体内では数ミリm位を飛翔する。DNAを結合していた場合はあまりに近傍のためDNA損傷を起こす可能性が出てくる。

トリチウム結合が増えれば増えるほど修復エラーが増大する。特に代謝の盛んな子供には染色体異常の危険性が高まる。

(合成AIで生成された図に筆者が加筆編集したもの)



●トリチウムにより誘発される染色体異常。 

別記事で、米エクセロン社の原発から漏洩したトリチウム汚染で近隣の住民、特に子供に被害が多く出ていたことを紹介した。他にも、

・トリチウムを多く排出している英の核燃料再処理施設周辺(セラフィールド、ドーンレイ)では小児性白血病の発生率が全国平均よりはるかに高いことが1983年発表された。

・カナダのピカリング原発(オンタリオ州ピカリング)周辺都市では小児性白血病や新生児死亡率が増加、ダウン症候群が80%も増加。

トリチウムを多く排出する加圧水型原発や核施設の周辺では、子供の白血病や脳腫瘍が多発傾向にあることが知られている。

原発事故が起きることが夢想だにしなかった頃は、放射性物質とその危険性を研究する研究者も多くいて、社会への啓もうも盛んだった。ところがスリーマイル島原発事故(1979.3.28)、チェルノブイリ原発事故(1986.4.26)、福島原発事故(2011.3.11)が現実に起きると、原発反対、さらに原子力反対の声が上がるのを恐れたIAEAおよびUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)、いわゆる国際原子力ムラは、放射能への人々への関心を逸らせたり、危険性を矮小化する方向へ世論誘導していった。

<研究論文>

・「低レベル・トリチウムの遺伝的効果について(特に染色体異常を中心に)」1976.1.30 堀雅明、中井斌

「低レベルのトリチウムの内部被曝による染色体異常についてのわれわれの研究成果を紹介する」、「またトリチウム水によって誘発される染色体異常の種類と」、「トリチウムによって染色体異常が誘発されることは、古くから知られている」、以上、研究論文から抜粋。

・「水生生物に対するトリチウム水の影響」1981 須山一兵、江藤久美

「全自由世界における核分裂炉からのトリチウムの生産量は、Cowserらの推定では、西暦2000年には15×10^6Ci/yr(キュリー/年)に達し、自然トリチウム発生量に匹敵するほどになる。・・トリチウムは最も多量に環境に放出される核種である」、「トリチウムは他の放射性核種と異なって閉じ込めや濃縮が困難であり、環境中に放出された場合、生物体内に容易に侵入して放射線影響を与えると考えられる」、「魚卵の孵化率に影響を与えないような低い濃度のトリチウム水で処理された卵においても他の、例えば生殖細胞数、免疫能などの変動を指標とするならば、大きな影響を与えることがわかった」、以上、研究論文から抜粋。


●米でもトリチウム管理は杜撰。米の原子力ムラは最強。命より巨額利権の勝ち!

2011年6月、アメリカの50か所近い原発からトリチウムが流出したとAP通信のジェフ・ドーン記者が伝えた。

一部の原発では汚染地下水の放射能濃度が基準上限の750倍を超えていたが、核エネルギーの権威は「市民への影響はない」と主張。
業界団体の米原子力エネルギー研究所のトニー・ピエトランゲロ原子力最高責任者は「この問題が一般市民の健康と安全に及ぼす影響はゼロだ」、「これは国民の信頼の問題だ」と一般市民の懸念・不安を一蹴した。

トリチウムのダダ洩れを伝える記事。アメリカの原子力ムラは強い!)


イリノイ州ブレイスビル(AP通信)-放射性トリチウムが米国の商用原子力発電所の4分の3から漏洩し、多くの場合は腐食した埋設配管から地下水に漏洩していることがAP通信の調査で明らかになった。





最新の画像もっと見る