先週の土曜日は、あそびの達人教室の「基地づくりその2」
(その1では、森づくりやイメージづくり、ちょっとだけ基地づくりなど)
五十年森で、枯れ木や地面のへこみ、斜面、竹やぶ・・・いろいろ利用して(ダンボールとロープも使って)、子ども達が自由に基地づくりをしました。
私が子どもの頃、友だちと近所の山や公園で、洞穴のような所や粗大ゴミ、わらなど使って基地をつくって遊んでいました。
子ども達だけが入れるヒミツの場所。お菓子を食べたり、宝物を隠したり、時にはつぶれていて「隣の町のやつらの仕業や!」となったり。
サポーターもいますが、基本的に子どもが好きなようにつくりました。
ダンボールをひたすら集め、敷き詰めている女の子。
枝をロープで引っ張り屋根をつくり、ダンボール箱の中に入り、家から毛布をもってきて、温まっている二人。
ロープでブランコをつくり基地どころでない三人組。
つくり始めたけど、壊す方が楽しくなってしまった兄弟。
二回にかけて基地づくりを行ったけど、子ども達はもっともっとつくりたい様子でした。
私も子ども達がさらにいろんな発想で、基地づくりをするのか、もっともっと見てみたいと思う一日でした。
先日の土日は、琵琶湖博物館にて、「びわ湖・まるエコ・DAY 2008」が開催されました。
県内の環境学習に取り組んでいる団体や学校、個人、企業のポスター展示と様々なワークショップや講演会が同時に開催され、県内での環境学習の情報を得たり、出会いの場となりました。
環境ほっとカフェでは、早稲田大学の卯月さん、滋賀県嘉田知事、県立大学の森川さんによる鼎談も行われ、基調講演では、卯月さんが「子どもが育つまちとは」と題してお話しされました。
卯月さんは、ドイツミュンヘン市の「ミニ・ミュンヘン」についてや関わっておられる新宿での公園づくり事業などについてお話しされ、とても興味深く聞くことができました。
ミニ・ミュンヘン研究会 ミニ・ミュンヘンのDVDも販売しておられるそうです。
子どもがまちづくりに参画し、そこからたくさんの地域の大人も関わり出し、ついには、みんなのまちとなっていく過程をお話しされ、環境レイカーズで運営していますJ21(21世紀淡海未来会議)や子どもとのキャンプの作り方にも大きく通じるところがあると思いました。
「公園づくりで、一番面白かったことを子ども達に聞くと、私達大人が期待をして、いろいろと仕組んで、子ども達に提供してきた数々のコトやモノではなくて、子ども自身がこだわって、自分達でやり遂げられたことが一番楽しいと子ども達は答えた。大人が思うことと、子どもが反応すること、そのズレが一番面白い」
と話しておられました。(注:私が聞いた様子では)
私も「子ども達がこう思うだろうなぁ、こうやれば楽しめるだろうなぁ」など手を変え品を変え、プログラムをつくるのですが、子ども達が楽しいのは、やっぱりそんな枠を超えて、【自分でやる】ところです。
良い裏切りがあるから面白いのでしょうね。
そのことを忘れずに、あの手この手でプログラムをつくりたいと思います。