ゴールデンウィークも終わりましたので、その間の話を少し。
先日のブログで、島根で馬と・・・とのことでしたが、詳しく言いますと、島根県雲南市にあります「雲南TRC(セラピティックライディングセンター)」へ行っていました。
鹿児島に住んでいた時の友人が、そこのスタッフとつながりがあり、事業をお手伝いさせて頂けるとのことで、訪問しました。
今回のGWには子ども達と保護者のグループが来場し、乗馬レッスン以外の時間(馬の手入れやお散歩、ちょっとした遊びなど)をお手伝いしていました。
グループには、作業療法士の先生もおられ、子ども達の心理的なサポートもされ、夜には保護者へ子ども理解の講座もあり、私もとても関心を持って聞くことができました。
先生と話すと、子ども達の成長に、いかに遊びや自然、体験が大切であるかを強調されておられました。
作業療法について、ほとんど知識がない私でしたが、現在子ども達の遊びや学びに関わっていることとリンクしていることの多さに驚きました。
作業療法というと治療というイメージもありますが、子どもの個性に合わせた学びや成長として捉えることができるのかと思いました。
そして、乗馬のレッスンをしている途中の子ども達。
乗れば乗るほど、どんどんいい顔をしていくのです。
乗る前には少しフワーとした様子だったのが、活き活きとして、真剣で、乗った後は良い疲れと楽しさと達成感のある顔をしていました。
(活き活きとしているということは、脳が活性化され、成長している状態であるとのこと)
私も少し乗馬体験をしたり、馬を引いて歩いたりしました。
そこで、馬の賢さや人間とのコミュニケーションを感じました。馬に触れることでの癒しというのは良く聞くことですが、それよりも、馬が私の状態を見抜いているということです。
私の不安や緊張、度量をすぐさま感じ取り、それに合わせた行動をとります。相手に気を使ったり、逆手に取ったりします。
世話を通してコミュニケーションを取るようになると、私も馬の状態を理解できるようになり、それに合わせ馬も近づいてくるようです。
子ども達は、ややこしいことは考えず、馬に触れ世話をしコミュニケーションを取り、お互いの信頼関係を築き、乗馬を楽しんでいるようです。
そのことが、普段学校や社会でなかなか築けることの少なくなった子ども達の自尊心を育んでいるかと思います。
以下はメモです。
・遊びは子どもの自分育て
・子どもは暇だから遊んでいるのではない。
・子どもは未熟な状態で生まれ、大人になるまでの長いゆとりの期間、大人や社会へ適応していくための期間である。(しかし、現代はその適応していく社会に問題があることが多いのではないか、だからこそ不健康な適応が起こることもある)
・今の社会は35歳くらいで成人でも良いのでは。
・診断を行ってカテゴリー分けすることより、個性に合わせること。
・未来を支える子どもや地域を思い、尽くす人々がいる地域。その地域には人が集い、常にムーブメントが起こる空気があること。出会い。
・時間の流れの違い(同じ24時間であるが、ゆったりとした時間をつくるにはどうすべきか?)