ECOファームやまぎし★☆ブルーベリーとやさいの農園日記

癒しの森の長野県信濃町、黒姫山の麓でエコな農業を目指してブルーベリーとやさいを作っている家族と仲間の話です。

危機管理能力

2009-04-19 09:21:59 | 農園日記
信濃町はまだ水仙が咲き始めたところだが、市内ではムスカリ、パンジー、ビオラやチューリップが咲き始め庭を彩っている。
ここのところ初夏の陽気で桜もそろそろ葉桜になってきている。



世界経済の低迷や北朝鮮のロケットなどでいろんなことが起きたが時は過ぎ忘れていってしまう。
しかし、危機は去ったわけではない。
自民党も民主党も自分自身も危機に対する構えというか対応はできていない。
というかどうしていいかわからない。
そういう状況である。

 この間出張で横浜に行ったときにJRに乗っていたら電車が止まってしまった。
しばらくすると「人身事故のため復旧までしばらく時間がかかります」と
アナウンスがあった。
電車は駅に止まったまま30分以上が経過したが、アナウンスは同じ
言葉を繰り返すばかりでいつになったら動き出すのか案内は無い。
私の席の向かいに小学生低学年の女の子が数人座っていた。
そうしたらもう一人が来て「あと15分くらいで動くよ」と言い出した。
いったいどこから聞いてきたのだろうか? 
アナウンスはいつ動き出すのかはまったく言っていない。
周りの乗客もこの子はいったいどこから15分と聞いてきたのだろう。
きっと子供同士でそんなたわいの無いことを言っているのだろう。
と話をしている、となんとそれから15分位で電車は動き出した。
「この子達の情報収集能力はすごいな」と思っていると、
今度は次の車両に乗っていた中年の女の乗客が何か怒鳴り始めた。
このときも周囲の大人はなすすべも無く困ったような、
もしくはかかわりたくないというような雰囲気でじっとしていた。
そうしたら、小学生はあっという間に別の車両に移動していってしまった。
その見事な行動にまたしても回りの大人はおどろいてしまった。
この女の子たちはそろいの制服であったがどう見ても1,2年の低学年である。
この見事なまでの情報収集能力と危機管理能力はどこで身につけたのだろうか?
学校?家庭?それとも人間にはもともと能力があるのに大人になる
とそれが発揮できなくなってしまうのか。
出張の帰りはずっとそんなことを考えていた。