昨年末になりますが、《しめ縄づくり》のエコ・スクールン風景を取材しました
在家小学校 5年生 74名
教科名 総合的な学習の時間
単元名 在家米を食べよう 【時間数 2時限】
講師 グラウンドワーク川口
実施場所 在家小学校校庭
在家小学校では稲の栽培に取り組んだのですが、収穫は思うようにいかなかったとのこと。鳥にも狙われてしまったとか。
でも、今日までの総合の授業で、稲の栽培を体験して、脱穀、籾摺りの仕方などをグラウンドワーク川口の皆さんに教わり、おこわを炊いて食べてみるなど稲について継続して学んできたようです。
「子ども達に稲の花を見せてあげられなかったのが残念」と校長先生は残念そうに教えてくださいましたが、こんな体験が出来るなんていいなぁ・・とうらやましく思いました
今回のしめ縄作りには、見沼自然の家の田んぼで栽培された稲のうち、丈が高くしなやかな性質の《緑米》の稲わらを提供いただきました。
講師の方々は、授業前に材料の準備・・・
稲わらは、あらかじめ、たたいてやわらかくしておきます。
飾り付けには、マツ・マユミ・クロガネモチ・イイギリをグループ別に分けて・・
時間内に全員仕上げられますように
さぁ、授業開始です。
まずはしめ縄についてのお話
しめ飾り、輪飾り、見たことはありますか?
なぜ、お正月に飾るか知っていますか?
しめ飾りは、年神様という新年の神様のいる場所を表しています。
門松は、年神様の降りてくる目印になります。
家の各所(神棚や車、玄関、お勝手、トイレなどなど)にしめ飾りを施すことで、その内側が清らかな場所となり、年神様が安心して降りてきて、一年間その家や家の人を守ってくださいます。そういう場所を作るという気持ちを持って、一生懸命作ってください
しめ縄の作り方の説明
・・講師の先生がやると、なんだかとっても簡単そう・・
子ども達は、8グループに分かれて取り組みました
稲を36本一束にして、やわらかくして、それを3つに分けます。
2人組になって1人が元を掴み、もう一人はひたすら一束を巻きながら2つを寄り合わせていく作業。
一つ一つの工程を丁寧に、慎重にやっていかないと綺麗に仕上がらないんです。
見るとやるとでは大違い。
両手それぞれに束を持ち、それぞれを巻くこと自体が難しい・・のね。
さらにそれを寄り合わせる・・
あちこちで講師の先生が張り付き指導、やり直し。。
元を鉄棒に固定して、慣れた様子でひたすら巻き&寄りの作業に没頭する子も。
ここから仕上げにも夢中。
準備していただいたマツやクロガネモチなどで好きなように飾り付け。
お家の人、きっと喜ぶね
全員で講師の先生方へ御礼を言って授業を終え、校庭に散らばった稲の掃除も行いました
みんなそれぞれに個性のある輪飾りが完成し、大事そうに教室へ持ち帰る姿を嬉しく見送りました。きっと年神様も居心地よく思ってくださいますよ(渡辺)