(写真:中居小学校での授業の様子)
3学期、小学6年生の理科「生物と地球環境」の中で、数多くの環境講座をご利用いただきました。特に多かったのは、神山裕則先生の授業です(11校1064人が受講)。
神山先生のお話
・ボルネオと日本との関わり
→日本は、べニア材やコピー用紙の多くをボルネオから輸入している
・熱帯雨林の減少
→ボルネオでは、ここ30年で熱帯雨林が4割も減少し、その結果オランウータンなどが絶滅危惧種になりつつある
・木を伐採した跡地にパームヤシが植えられている
→パームヤシから採ったパーム油は、食用油やシャンプーなどの原料になり、私たちの生活の中で大量に使用されている
・SDGsについて
これらについて、写真やグラフ、動画を見せながらお話してくださいました。
最後に子どもたちは、自分たちに何ができるか真剣に考えたようです。
授業を実施した学校の1つ、中居小学校の先生からいただいた感想をご紹介します。
「ボルネオの自然について、最初に解説していただき、児童が興味をもって話を聞くことができました。また、その自然が破壊されていることについても深刻に受け止め、自分たちの生活が環境破壊にもつながっていることに大きな驚きを感じている児童も見られました。
本校で取り組んでいるSDGsとも関連させてお話いただいた点も、児童が身近な問題として考えることができた要因の一つだったと思います。
これから、今回の講座でお話いただいたことをもとに、児童一人ひとりが環境との関わりについて考え、調べ学習、まとめの活動を実施していきます。
貴重なお話をありがとうございました。」
神山先生は、実際に現地に何度も行かれていますので、そのお話はとても説得力があるようです。
今年度はこれで終わりになりますが、来年度も6年生の授業で、たくさんの子どもたちに聞いてもらいたいです。
神山先生のボルネオの授業、先生から資料をいただきホームページ(→「こちら」)に掲載しています。関心のある方はぜひご覧ください。(浅羽)