エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

台風10号と日本近海の海面水温

2020-09-04 15:51:02 | エコ情報

台風10号が日本に近づいています。

 

気象庁から「特別警報級の予想」という発表があり、特に沖縄・奄美・九州に住む方々はどれだけ不安な週末を迎えていることでしょう・・・

今回の台風の発生を見てみると・・・

9月1日21時発生 1000ヘクトパスカル(hPa)

9月3日12時          970ヘクトパスカル

9月4日12時     925ヘクトパスカル

3日から4日にかけての24時間で、気圧が45ヘクトパスカルも低下しています。日本海近海の海水温が例年に比べてとても高いことから、台風が急発達しているようです。

  気象庁ホームページ「日本近海 月平均海面水温(2020年8月)」より

 

 

昨年の10月、川口にも大きな被害をもたらした台風19号・・・

この時も、海面水温が例年より高かったために、24時間で77ヘクトパスカルも気圧が急激に低下していました。

           (昨年の講演で使用したスライドから・・・)

 

テレビなどでも報道されていますが、日本近海の海面水温が高いと(特に26度以上になると)台風は急激に発達していくそうです。

 

地球温暖化が進むと、温室効果ガスによって、大気だけでなく海の水も温められていきます。そうすると、台風のエネルギーも大きくなっていきます。気象庁の発表では、今年8月の平均海面水温は、日本の南を中心に1982年の統計開始以来過去最高を記録したそうです。

 

川口市のハザードマップを見ると、荒川がはん濫すると川口市内の広いエリアが浸水する恐れがあり、防災対策そして地球温暖化防止対策は待ったなしです。(浅羽)


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