台風10号が日本に近づいています。
気象庁から「特別警報級の予想」という発表があり、特に沖縄・奄美・九州に住む方々はどれだけ不安な週末を迎えていることでしょう・・・
今回の台風の発生を見てみると・・・
9月1日21時発生 1000ヘクトパスカル(hPa)
9月3日12時 970ヘクトパスカル
9月4日12時 925ヘクトパスカル
3日から4日にかけての24時間で、気圧が45ヘクトパスカルも低下しています。日本海近海の海水温が例年に比べてとても高いことから、台風が急発達しているようです。
気象庁ホームページ「日本近海 月平均海面水温(2020年8月)」より
昨年の10月、川口にも大きな被害をもたらした台風19号・・・
この時も、海面水温が例年より高かったために、24時間で77ヘクトパスカルも気圧が急激に低下していました。
(昨年の講演で使用したスライドから・・・)
テレビなどでも報道されていますが、日本近海の海面水温が高いと(特に26度以上になると)台風は急激に発達していくそうです。
地球温暖化が進むと、温室効果ガスによって、大気だけでなく海の水も温められていきます。そうすると、台風のエネルギーも大きくなっていきます。気象庁の発表では、今年8月の平均海面水温は、日本の南を中心に1982年の統計開始以来過去最高を記録したそうです。
川口市のハザードマップを見ると、荒川がはん濫すると川口市内の広いエリアが浸水する恐れがあり、防災対策そして地球温暖化防止対策は待ったなしです。(浅羽)
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