みなさん、アメリカオニアザミという名前の植物を知っていますか?
私が、この植物の存在に初めて気づいたのは、昨年の夏のことでした
保育園に向かう道の途中、ものすごいかたい棘を持つ植物が生えているのに気づきました 試しにさわってみたら、痛いことと言ったら・・・。こんなに堅い棘のある植物は始めてです。しかも、歩道に沿って10~20mくらいにわたり何本も生えているので、車が通ったときに避けようとすると刺さりそうです
たぶんその前の年は見なかったので、どこかから種が飛んできたんだと思います・・・
気になって調べてみたら、「国立環境研究所ホームページの侵入生物データベース」に発見!「繁殖力が非常に強く、堅く強いトゲを持つ」外来種なんだそうです。
他にも探してみると、北海道を中心に広がっていている他、埼玉県でも八潮市や久喜市、戸田市などが市役所のホームページ上で注意を促していました。
「えっ?お隣の市でも?」とびっくり
その後・・・秋になるとアメリカオニアザミの花は、種をつけ、風にのってあちこちへ飛んでいってしまいました
飛んだ種がまた拡がってしまうのかと思うと、とても心配です。
昨年この話を、知り合いの植物に詳しいかたにご相談したところ、「芽が出たばかりのトゲが柔らかい時期に、根っこごと抜いてしまうのが一番良いですよ」とアドバイスをいただきました
そして今年
いまか、いまかと待っていたら・・・
出てきました
もっと拡大してみると、こんな感じです。
すでにトゲトゲがいっぱい
で、ふと近くの公園の周りを見てみたら・・・
公園の横にも
去年見つけた場所では、すでに4ヵ所くらいにわたって生えてきています。
おっと!
朝日環境センター近くの会社の横にも
みなさんの周りにも、アメリカオニアザミがいないかどうか、ぜひぜひ探してみてください。そして、今のうちに、根っこごと引っこ抜いてください
そうでないと、また秋になって、たくさんの種がどんどん広がってしまい、もともといる植物の居場所を無くしてしまいます。このような生物を「外来生物」といい、環境省もパンフレットなどで注意を呼びかけています。
こわ~いオニ退治はいまのうちに・・・(浅羽)
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