江戸川アリスの会 ~留学生との交流と支援の会~

日本語学校で学ぶ留学生さんへ日本文化の紹介や日本語交流会、各種行事の企画実施などの活動を通して交流を図っています。

留学生向けキャリア形成支援2024

2024-04-28 | イベント

2024年4月26日(金)13:00~14:00 江戸川アリスの会では日本語学校で留学生向けキャリア支援活動を行いました。19名の留学生が参加し、講師はキャリアコンサルタントで行政書士として外国籍の方を支援している会員とサポート会員1名、学校側からは理事長と教員、事務の方3名でした。


今回のテーマは、「日本で働くためにやるべきこと」。2025年3月の卒業までに今からできる事を説明しました。一般的な就職活動の流れをフローで示し、卒業までのカレンダーに落とし込んでやるべきこととタイミングを理解してもらいます。留学生の場合、やりたい仕事も大切だけれど、その仕事が在留資格に該当するのか、また自分の経歴が基準に適合しているのか、など注意するべきポイントがある事を説明しました。「なぜ日本で働きたいのか」、「そもそもなぜ働くのか」といった働くための意識の確認を強調し、よく考える事をお願いしました。

4月という事で日本語能力にばらつきがあり、説明について来られていない留学生も散見されましたので、内容を各自のペースで復習してもらえるように、投影資料を学校側と共有しました。少しでも気づきになれば嬉しいです。

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日本文化紹介(2024.02.13~2024.02.29)

2024-03-11 | イベント

江戸川アリスの会では、今年3月に日本語学校を卒業する予定の留学生さんたちへの日本文化紹介イベントを2月13日(火)から2月29日(木)までの4日間で開催しました。

  • 2月13日(火)日本文化紹介の第1日目は、日本語学校の留学生36名という大人数を迎えての実施でした。国別の内訳では、中国15名、ベトナム・モンゴル各6名、インドネシア・ネパール各3名、フィリピン・インド・ウズベキスタン各1名でした。冒頭の挨拶で、これから披露・体験していただくお茶の「着物」や落語の「羽織」、南京玉すだれの「法被(はっぴ)」など着る衣装で職業が推察出来ることなどを説明し、衣装にも注目してほしいと伝えました。イベント後は留学生から感謝の声多く聞かれました。

 

  • 2月16日(金)の2日目は、留学生の国別内訳では、中国・モンゴル各5名、ベトナム3名、インドネシア・ミャンマー各2名、台湾・タイ各1名の19名が参加予定で出席は16名でした。春一番の強風や電車の遅延で10分ほど遅れてスタートしました。司会の挨拶に続くお茶の作法説明では担当の落ち着いた口調と分かり易いお手本で留学生も楽しくスムーズに体験することができました。落語では2回目とは感じさせないほどプロ顔負けの噺は留学生にも面白く伝わったようで、笑い声が聞こえていました。南京玉すだれではメンバーの人数がギリギリでしたが、がんばって盛り上げ楽しんでいただけました。

 

  • 2月26日(月)の3日目は、35名という大勢の留学生へのお茶や落語、南京玉すだれの披露と体験を行いました。国別では、中国20名、インドとモンゴル各4名、インドネシア3名、ベトナム2名、アメリカと台湾各1名でした。今回は、人数も多いせいか、お茶の作法説明時にざわつきが多く聞かれ、余り興味がなさそうな留学生も見受けられました。それでも、江戸川アリスの会出席メンバーや音の会の皆さんの努力で、最終的には、感謝される会になりました。特にベトナム人会員は、経験が浅いにもかかわらず、お茶に南京玉すだれにと大活躍してくださいました。

 

  • 2月29日(木)の4日目最終日。参加した留学生の国別は、中国13名、ベトナム3名、台湾・モンゴル各1名の18名でした。日本語学校側の説明でも、ほとんどの留学生が、大学(横浜国立大学・長崎大学等)に進学するレベルの高さだという事でした。実際、担当の努力もありましたが、落語を聞いて笑いが起こっていました。兎にも角にも、全4回のイベントを無事に成功裏に幕を下ろすことができ、大いなる達成感と満足感に浸りました。

 

 

 

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日本文化紹介(2024.01.24)

2024-01-27 | イベント

2024年1月24日(水)江戸川アリスの会では、南オーストラリアと台湾からの短期留学生をお招きして区内施設にて日本文化紹介イベントを行いました。留学生23名と引率の先生3名のご参加でした。冬場のイベントでしたが、短期留学生とのことで本来であれば夏場用の浴衣・甚平に着替えて日本の雰囲気を体験していただきました。少し寒かったかも知れませんね。

代表から英語でのウエルカムスピーチがあり、お茶の作法とお点前・体験、南京玉すだれの披露と体験、今回初めて落語の披露などを2時間で実施しました。

日本語初級クラスの留学生でしたので、お茶の作法や落語の理解は難しそうでした。それでも、きちんと正座して熱心にお点前を見て、真面目に体験参加している姿勢には感心しました。

南京玉すだれでは、魚の形やスカイツリーなど、目に見える変化に歓声と拍手が自然と沸き上がりました。そして、実際に自分達で実演するようになると、一層の盛り上がりを見せ楽しそうにハートマークのラブラブポーズなどを楽しんでいました。

帰り際には、皆さんから口々にエンジョイできたとの感謝の言葉が多く聞かれ、私たちも大成功を喜びあいました。本日は、会のメンバー7名と音の会3名、チームレインボー4名の合同チームでのイベント運営でした。皆さま、大変お疲れさまでした!

(報告:長坂、写真:篠原、楊)

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日本の正月遊び紹介(2024.01.15)

2024-01-16 | イベント

2024年1月15日(月)午前11時~12時30分 江戸川アリスの会では日本語学校の教室で16名の留学生に正月遊びの紹介イベントを行いました。「今ではほとんどの家庭では行われなくなった」との断りを入れて、坊主めくり・双六・福笑い・けん玉を4つのグループに分けて実施しました。

担任の先生のお話通り大変活発なクラスで、直ぐにゲームに熱中し各テーブルからの歓声や笑いが上がりました。今回初めて紙風船のバレーボールを取り入れましたが、全員参加で大盛り上がりになり、大成功でした!

 留学生はもちろん、先生方や私たちも楽しんだ1時間半となりました。

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クリスマスパーティ2023

2023-12-10 | イベント

2023年12月9日(土)午前10時~12時 江戸川アリスの会では日本語学校のホールでクリスマスパーティを開催しました。会場の設営は学校側で既に整えていただいており、私たちはプレゼントを並べたり、ホワイトボードにクリスマスのイラストを描いたりするだけで良く、スムーズに準備が出来ました。参加者は、学校側は理事長を含め3名、留学生が18名(中国・台湾・モンゴル・ベトナム・ウズベキスタン・ネパール・タイ・インドネシア)、会からは会員10名+サポーター2名でした。

最初に6つのグループに分かれて、自己紹介や趣味など懇談会から始めました。和気あいあいの雰囲気づくりが出来たころ、メインイベントのビンゴゲームを名物サンタ役の絶妙な司会進行で開始しました。

皆さん最初は静かにポチポチとビンゴカードの穴を開けていましたが、リーチが掛かり出すと一気に会場は盛り上がり、読み上げられる目当ての数字に歓声と悲鳴が交錯する独特の熱気に包まれました。それでも全員に無事プレゼントが渡り、会員が最後になるご愛嬌な落ちも付きました。

皆さまのご協力とご支援のおかげで、本年最後のイベントも盛会裏に終える事が出来ました。本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。

(報告:長坂、写真:品田)

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第3回キャリア形成支援-日本の国民文化/企業・職場文化/日本型雇用の特徴-

2023-10-22 | イベント

2023年10月20日(金)13時~14時30分 江戸川アリスの会は日本語学校の教室で『第3回キャリア形成支援』を開催しました。留学生5名、江戸川アリスの会4名の参加でした。今回のテーマは、『日本の国民文化/企業・職場文化/日本型雇用の特徴』。日本の職場で起こりうる文化の違いによる現象について具体例を示したところ、苦笑いも起こり興味深く聞いてもらえました。

【内容】留学生が日本語学校を卒業して日本で働く場合、①学校から職場へ、②(日本語学校という外国籍の方が)マジョリティから(職場という外国籍の方が)マイノリティへ、2つのトランジッションが想定されます。そこで、日本の国民文化を理解する事はトランジッションにおいて直面するリアリティショックの軽減に貢献します。母国の文化とギャップがあるのは当たり前ですが、文化の違いを理解しないと、暗黙のうちに母国の文化で他の文化を評価判断してしまう可能性があります。職場においても当然ながら国民文化と同じ特徴が表れるので、職場における日本のハイコンテクスト文化について例示し、理解してもらいました。

  • ローコンテクストとは:良いコミュニケーションとは厳密で、シンプルで明快。直接的・明示的で分かりやすい表現を好む。メッセージは額面通りに伝え、額面通りに受け取る。
  • ハイコンテクストとは:良いコミュニケーションとは繊細で含みがある。メッセージは行間で伝え、行間で受け取る。ほのめかして伝えられることが多く、はっきりと口にすることは少ない。日本はぶっちぎりでハイコンテクスト文化。

日本の国民文化は研究結果によると世界にも類を見ない独特な文化であり、それ故に日本社会に飛び込むという事は文化の違い(決して良し悪しではない)をきちんと理解把握しておくことが大事であると学生さんには念押ししました。

次回以降については、すでに2年目の学生が来年3月に卒業を迎える事から、1年目を対象としたプログラムに変更します。

報告:鶴田

 

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第2回キャリア形成支援-日本の就職活動-

2023-08-05 | イベント

2023年8月4日(金)13時~14時30分 日本語学校の教室で『第2回キャリア形成支援』を開催しました。留学生12名、江戸川アリスの会4名の参加でした。今回のテーマは、『日本の就職活動』。

当日の流れ

  1. 日本の就職活動の概要
  2. 希望職種と取得可能な在留資格について
  3. 留学生の面接での成功例、失敗例
  4. 番外編:ChatGPTの活用

一般的な就職活動の流れをステップごとに説明し、自己理解、職業理解から始める事の大切さをお伝えしました。在留資格の基準には学歴要件を定めているものがあります。基準を理解せずに、進学を決めてしまうと後々つらい思いをしてしまう可能性があるので、進学を考える時には将来就きたい仕事とそれにマッチする在留資格の基準を確認する事が肝要です。

面接とは自分がやりたい事、できる事、企業が求めている事を最適化する場であるので、自己理解ができていないとセルフプロモーションができず、面接を乗り切る事は難しいと説明しました。

番外編として、AIを積極的に活用する事で自分にない気付きを得られるので、ChatGPTを使った志望動機のドラフト作成、面接の壁打ちをレクチャーしました。留学生は「就職はまだ先の事」という認識かもしれませんが、自分事として受け止めてもらうまで言い続ける事が大切と考えています。

(報告:鶴田、写真:篠原)

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日本の正月遊び紹介(2023.01.16)

2023-01-19 | イベント

2023年1月16日(月)午前11時より、江戸川アリスの会では日本語学校の授業で留学生20名と会員9名で日本の正月遊び紹介を実施しました。
5グループに分かれて、留学生4名と会員2名で坊主めくり・すごろく・福笑い・けん玉の遊び方を教えながら楽しみました。留学生はさすがに呑み込みが早く、すぐに各グループからゲーム中の悲鳴や歓声が上がり始め、1時間半の授業はアッという間に終了となりました。毎回ながら、代表のけん玉妙技には拍手喝采をいただき、教える側としては面目躍如です。

終了後、先生方からは、授業中には見られない明るい笑顔にあふれる留学生たちを見られて本当に良かったと口々に感謝の言葉をいただき、私たちも実施した甲斐がありました。出席の皆様、本当にありがとうございました。

【今後のスケジュール】
日本文化紹介…1月23日(月)、1月27日(金)、2月1日(水)、2月14日(火)

(報告:長坂、写真:関根)

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クリスマスパーティ2022

2022-12-15 | イベント

2022年12月10日(土)江戸川アリスの会では日本語学校で恒例のクリスマスパーティを開催しました。参加者は、学院理事長と留学生26名(中国9名、モンゴル8名、インド3名、ウズベキスタン3名、ロシア・ベトナム・マレーシア各1名)、江戸川アリスの会から13名でした。昨年はパーティションで区切ってのレイアウトでしたが、今年は検温、手指消毒、マスクをして出入口のドアを開けて換気をしながらパーティションなしで話せる形としました。

最初に長坂代表、理事長の挨拶でスタートしました。6グループに分かれて、日本での生活や食べ物談議などに花を咲かせました。留学生たちの多くは日本に来て半年前後ですが、強い意志を持ってコロナ下で苦労しながら来日しただけに、日本語上達も早く会話が弾みました。まだほとんど日本語が話せない留学生たちも楽しんでいただけたようです。お国を離れて慣れない日本で少しでも笑顔になってくれたら私たちも幸せです。

そして、メインイベントのビンゴ大会が始まると、軽妙な司会進行によって会場は一気に熱を帯び、「リーチ!」「ビンゴ!」と歓声や悲鳴が交錯する盛り上がりを見せました。最後はじゃんけんで残ったプレゼントを選ぶのですが、これも万国共通ではなく「モンゴルじゃんけん」もあると教えてもらい、新しい驚きが沢山ありました。いつもながら、留学生たちの若さ溢れる溌溂とした姿を拝見していると、本当に開催してよかったとの実感が湧いてきます。プレゼントを開いて、これ好きなチョコですとか、欲しかったと素直に喜んでくれると、苦労して選んだ甲斐もあったというものです。

ビンゴ大会の様子↓

 

最後に集合写真の撮影をして、お開きとしました。帰り際、留学生たちからのお礼の言葉が、江戸川アリスの会参加メンバーへの何よりのクリスマスプレゼントになりました。

【次回の予定】2023年1月14日(土)14時 定例会と新年会

(報告:長坂、写真と動画:瓦井、品田)

 

 

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日本の正月遊び紹介(2022.01.17)

2022-01-20 | イベント

2022年1月17日(月)午前11時より、江戸川アリスの会では日本語学校において16名の学生と3名の先生、会のメンバー7名で「日本の正月遊び紹介」イベントを実施しました。学生の国別は、中国8名・ベトナム4名・モンゴル3名・アメリカ1名でした。

イベントの内容は、坊主めくり・双六・福笑いの3つが中心でした。学生たちは初めての体験にも拘わらず、極めて呑み込みが早くてすぐにゲームに熱中し、笑いと悲鳴が4つに分けた各グループから上がり続けました。先生方や私たちも参加し、坊主がお姫様に一喜一憂する楽しい雰囲気の中、あっという間に予定の1時間が過ぎていました。


最後に余興がてら、けん玉の妙技(?)を披露したところ、拍手喝采を受けドヤ顔ポーズで笑いを取りました。学生の皆さんもトライして和気あいあいの中、お開きとなりました。

その後の打ち合わせで日本語学校の理事長さんらと面談した際、「この1年、学生たちは何も楽しい体験がなく、笑うことも少ない中、2階の事務室まで響く楽しそうな笑い声を耳にして、嬉しかった」と感謝の言葉をいただきました。

彼ら若者たちが、家族と離れて厳しいコロナ禍にある異国で過してきたであろう苦痛や悲しみにハッと胸を突かれる思いがしました。その意味でも、今回のイベントを行った甲斐がありましたし、この活動の素晴らしさを再確認できました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

(報告:長坂、写真:楊)

 

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