中野笑理子のブログ

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私の怪異遍歴

2017年01月25日 | 日記

今まで幽霊を見たとか、霊感があるとか思ったことは、ありません。

人魂は小学生の時、塾帰りの夜道で初めて見ました。
真っ白に光って、大きくて、怖いというよりも綺麗だった。

2度目は高校生の時、今はもう取り壊されてしまった実家で、簾と網戸をくぐり抜けて家に入ってきた青白い人魂。小さくて細長く、本体よりも長い尾をひいたもので、この時は少し怖かった。
今思うと、実家の窓は木製でした。

ちょうど同じ頃、眠っていたらすぐ横の襖の向こうに誰かが立っている気配がして目を覚まし、布団の中でじっとうかがっていると、襖はしまったままなのにその気配が部屋に入ってきた感じがして、その瞬間、金縛りにあったことがありました。
目を開けようとしたけれど、瞼が開かない。
ものすごい重さが身体全体にかかって、圧縮されていくような苦しさだったのを覚えています。

その後、父方の祖母が亡くなってしばらくした頃、夢だったのかもわかりませんが、眠っていたら不意に目が覚め、閉めているはずの押入れの襖が開いていて上下のしきりの板に祖母がちょこんと腰かけてうつむいたまま足をブラブラさせていました。
その時も怖いというよりも、寂しそうな祖母の様子が気になりました。

夜道をひとりで歩いていると、自動販売機の横を通り過ぎようと近づいた時に、まだ数メートル先なのにその横の空き缶入れが急にガラガラガラッと音をたてることがあります。
誰かと一緒に歩いている時は、そんなことはないのです。
ひとりで夜で、回りに誰もいない時に限って、そういう時があります。
あまり追求せずに、そういうこともあるべぇな、と思うことにしています。