中野笑理子のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

いとしい日常音

2017年01月28日 | 日記
勤め人の土曜の朝は、ゆっくり起きることができ、時間を気にせずゆっくり朝ごはんの支度ができ、そしてゆっくり落ち着いて食べることができる、貴重な朝なのです。
日曜日もそうですが、月曜から金曜まで身を粉にして働き、特にこの1、2週間は寒さの底のような厳寒で、そして昨日のとどめの一撃のような残業の後の土曜の朝は、まるで砂漠の中のオアシスのようなものなのです。
土日は母のデイサービスもお休みなので、モーニングコールを数十分おきにかけることもしなくて良い、100%自分のために使える夢のような格別な朝。
しかも今日は朝から太陽が輝いて、家中の窓を開け放っても寒さを感じないほど暖かく、竹の簾から入る光も目がくらむほど眩しく、なんて素晴らしい朝なんだーッと、仁王立ちになって叫びたいくらいに嬉しいのでした。

天気予報で3月中旬の暖かさと言っていた通り、お茶を淹れるために火にかけた水の沸く早さもいつもより格段に早い。
ゆっくり丁寧に入れたお茶を急須からお湯呑みに注ぐ、とぽとぽとぽという音を聞いた時、あたしゃ幸せ者だねぇ~としみじみ一人ごちてしまったのでした。
そしてこのお茶を注ぐ、とぽとぽとぽという音が何故だかとってもいとおしく感じたのです。
猫の鳴き声や水琴窟の音、風が葉っぱを揺らす音に、大根を千六本に刻む音、冬の夜の火の用心の拍子木の音も好きですが、お茶を注ぐ、とぽとぽとぽが、それらを押し退けて1位になってしまいました。

そして靴下ちゃんはとうとう目からビームを出せるようになりました。