出かけた帰りに急になんだかゾワゾワ寒気がしてきて空腹で余計に寒く、一刻も早く家に帰りたい一心でしたが、抗い難い何かを感じて本屋へ寄り道。
確かに昨日発売のオール讀物12月号と、他にも買いたい本がいくつかあるにはありました。
けれど調子の悪い今、なにも急いで買いに行かなくても明日でもいいのに、と思ったのですが何故か足が勝手にその方向へ。
書店へ入って文芸誌コーナーの前に立った瞬間に目に飛び込んで来た、文藝別冊増補新版「杉浦日向子 生誕60周年 江戸から戻ってきた人」の文字。
初版本は家にあるけれど、もう何度も読んでくたくたになっている。
迷わず手に取り、今なぜ自分が本屋にいるのかが解りました。
日向子さんが知らせてくれたんだナ。
ありがたやありがたやと、少し寂しくけれど懐かしい思いで表紙の日向子さんを見つめました。
日向子さんの本は、同じ本が何冊も家にあります。
どれも読み過ぎてくたくたになり新しく買っても、くたくたの方も手放せずことあるごとに手に取ってしまいます。
もしも今もお元気であったならば、どんな江戸を見せてくれただろうかと、詮ないことを思ったりもしてしまうけれど、いつ、どの本を読んでも日向子さんの作品は古くならない。
ファンがアイドルのファッションやヘアスタイルを真似るように、かつて日向子さんの本に出てくるもの、好きな食べ物、お酒、本に出てくるあらゆるものを追いかけていた時期がありました。
その中のいくつかは今、自分の生活の中の定番になりました。
そして今も、日向子さんの本を読むとキラキラした気持ちになるのです。
書店を出る頃には悪寒もおさまり、気分も心なしかスッキリ。
買おうと思っていた本の何冊かは店頭になく、買えない本もありましたが、良いのです。
今日は、日向子さんに出会えたから。
確かに昨日発売のオール讀物12月号と、他にも買いたい本がいくつかあるにはありました。
けれど調子の悪い今、なにも急いで買いに行かなくても明日でもいいのに、と思ったのですが何故か足が勝手にその方向へ。
書店へ入って文芸誌コーナーの前に立った瞬間に目に飛び込んで来た、文藝別冊増補新版「杉浦日向子 生誕60周年 江戸から戻ってきた人」の文字。
初版本は家にあるけれど、もう何度も読んでくたくたになっている。
迷わず手に取り、今なぜ自分が本屋にいるのかが解りました。
日向子さんが知らせてくれたんだナ。
ありがたやありがたやと、少し寂しくけれど懐かしい思いで表紙の日向子さんを見つめました。
日向子さんの本は、同じ本が何冊も家にあります。
どれも読み過ぎてくたくたになり新しく買っても、くたくたの方も手放せずことあるごとに手に取ってしまいます。
もしも今もお元気であったならば、どんな江戸を見せてくれただろうかと、詮ないことを思ったりもしてしまうけれど、いつ、どの本を読んでも日向子さんの作品は古くならない。
ファンがアイドルのファッションやヘアスタイルを真似るように、かつて日向子さんの本に出てくるもの、好きな食べ物、お酒、本に出てくるあらゆるものを追いかけていた時期がありました。
その中のいくつかは今、自分の生活の中の定番になりました。
そして今も、日向子さんの本を読むとキラキラした気持ちになるのです。
書店を出る頃には悪寒もおさまり、気分も心なしかスッキリ。
買おうと思っていた本の何冊かは店頭になく、買えない本もありましたが、良いのです。
今日は、日向子さんに出会えたから。