中野笑理子のブログ

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永久のカレンダー

2018年11月27日 | 日記
30年近く使っていた腕時計が、止まってしまいました。
電池交換をすればまた動き出す、かどうかはわかりません。
というのも数年前にオーバーホールに出した時に型番が古く部品がもうないと言われた経緯があり、その時は違う型番の時計の部品でなんとかなったのですが、結構な修理代がかかりました。
電池交換も純正電池でなくてはダメでその都度メーカーに持ち込んでいましたが、今までの電池交換やオーバーホール代を計算したら、そこそこの腕時計が買えていたかもしれない金額です。

それでも使い続けていた理由は、亡くなった父に買ってもらった時計ということと、閏年や西向く侍の日付調整が要らないということからでした。
発売当時の広告コピーをはっきり覚えていませんが、確か「100年先まで調整要らずのカレンダー」という意味のことが書かれていたと思います。
その名もPERPETUAL CALENDAR、直訳すると永久のカレンダーです。

100年先まで日付調整が要らないということは、将来自分の子供や孫にも使ってもらえるかもしれない。
当時の私は独身で結婚の予定もなかったくせに、そんなことを思った記憶があります。
単純に100年間は使えるものだ、と思い込んでいたのでありました。
その間の電池交換やオーバーホールなんて、思いもつきませんでした。

それでも大切に使ってきた時計ではありますが、メーカーに持ち込む手間を思うとサテ、この先も使い続ける自信が揺らいできたのでありました。
絶妙のタイミングで、これまた何十年も前に自分で買った腕時計が出てきて、こっちはメーカーに持ち込まずとも時計店で電池交換ができ元気にチクタクと時を刻んでくれるので、カレンダーはついていませんが今はとりあえずその時計を使っているのですが。

電池交換だけで済めば大した金額はかかりませんが、もしも部品不良であればまた結構な修理代がかかってしまうことは必至。
さてどうしたものかと、かつての相棒を手に思案する夜でありました。