会社にいると時間はゆっくりと過ぎるのに、休日や家に帰ってからの時間はどうしてこんなに速いのだろう。
食事や入浴や家事雑事やらを終えてホッとしていると、あっという間に日付をまたいでしまいそう。
夕刊をゆっくり読んで郵便物にもしっかり目を通し、返信すべきものは翌日に投函したいのに。
朝起きて出勤するまでと帰宅して布団に入るまでの間は、頭の中で常に小さく運動会のリレーの時に流れる音楽がなっているような感じなのです。
なので眠る前にお香を一本焚てて、その間だけは好きなことをする時間にしました。
落語のたちぎれ線香ではありませんが、お香が燃えつきるまでの時間だけは何にも邪魔されない、自分だけの時間。
たとえ睡眠時間がその分減っても、これがあるのとないのとでは大違い。
眠る前のひととき、今夜も一本焚てて心を鎮めるとしましょう。
見た目は少し恐ろしげですが、心落ち着く良い香りです。